[速報]AWS、独自の機械学習用プロセッサ「AWS Inferentia」発表。高速な推論処理に特化。AWS re:Invent 2018

2018年11月29日

Amazon Web Servicesはラスベガスで年次イベント「AWS re:Invent 2018」を開催しています。

イベント3日目のアンディ・ジャシーCEOによる基調講演において、AWSが独自に開発した機械学習用プロセッサ「AWS Inferentia」が発表されました。

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機械学習の処理には、大量のデータを用いて機械に学習を行わせてモデルを作る処理と、学習済みのモデルを用いて推論する処理があります。「AWS Inferentia」は推論を高速かつ効率よく実行することに特化したプロセッサです。

TensorFlow、MXNET、PyTorch、Caffe2、ONNXなど主要な機械学習フレームワークに対応。ユーザーはより低コストで推論処理を行えるようになります。

fig2

AWS Inferentiaは、AWSが2015年に買収したASICベンダであるAnnapurna Labsが設計と製造を担当。

AWSは2日前に16コアの64ビットARMプロセッサである「AWS Graviton Processor」を発表したばかりで、この基調講演でもオンプレミス用のAWSを実現する「AWS Outposts」の独自システムを発表しています。

今回のAWS re:Invent 2018は、AWSが自社製ハードウェアを用いて相次いで新サービスを発表するイベントとなっています。

AWS re:Invent 2018

Day0:Midnight Madness

Day1:Monday Night Live

Keynote1:by Andy Jassy AWS CEO

Keynote2:by Werner Vogels Amazon.com CTO

Tags: AWS クラウド 機械学習・AI

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Junichi Niino(jniino)
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