[速報] AWS DataSync発表。オンプレミスとクラウド間で高速なデータ同期を実現。AWS re:Invent 2018
Amazon Web Services(AWS)の年次イベント「AWS re:Invent 2018」が11月26日(現地時間)、ラスベガスで開幕しました。
開幕に先立って現地時間25日夜に前夜祭として行われたイベント「Midnight Madness」では、AWS DataSyncが発表されました。
Introducing AWS DataSync for fast, simple, online data transfer into S3 & EFS. #reInvent https://t.co/hK8OrLNzVG pic.twitter.com/6iSfeNGYUh
— AWS re:Invent (@AWSreInvent) 2018年11月26日
AWS DataSync発表
AWS DataSyncはオンプレミスからAWSへ、あるいはその逆にAWSからオンプレミスへ、大量のデータを高速に転送し同期するためのツールとサービスです。その転送速度は10Gbpsのネットワークを飽和させるほどと説明されています。
AWS DataSyncはオンプレミス側にエージェントを配置。エージェントは仮想マシンとなっておりNFSクライアントとして動作するため、データ同期対象となるNFSサーバにマウントします。
AWS側のストレージはAmazon S3もしくはAmazon EFS(Elastic File System)を設定。いつ、どのデータを同期させるのかタスクを設定することで高速なデータ転送による同期が実行されます。
AWS DataSyncの用途として、バックアップとディザスタリカバリ、クラウドへのマイグレーション、メディアや大規模データを処理や分析のためにクラウドへ転送することなどが挙げられています。
AWS DataSyncは東京リージョンで利用可能になっており、そのほか米国や欧州などの主要リージョンでも利用可能です。
AWS re:Invent 2018
Day0:Midnight Madness
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