Google Cloud、自然言語からデータ分析用のPythonコードを生成し実行する「Code Interpreter」をプレビュー公開
Google Cloudは、ビジネスユーザーからの自然言語による質問を基にデータ分析用のPythonコードを生成し実行する新機能「Code Interpreter」をプレビュー公開しました。
SQLよりも複雑なデータ分析やグラフを用いての可視化が可能です。
下記はGoogle Cloudが公開しているデモ動画をキャプチャしたもの。画面上の表は「please show monthly total sales since 2024」(2024年からの月次の売り上げを見せて)の実行結果、画面下のグラフは「Iwant a line chart of monthly total sales since 2024」(2024年からの月次売り上げを折れ線グラフで見たい)の実行結果です。

製品カテゴリ別の注文の合計をパイチャートで見せて、という質問の実行結果。

その他にも次のような複雑な質問にも答えられるとしています。これらの例を見ると分かるように、Code InterpreterはSQLだけでは記述が困難な複雑な分析も可能な点が大きな特徴と言えるでしょう。
- 私のデータに基づいて、売上の主な要因を説明してください。
- 平均購入頻度と平均注文額を考慮すると、顧客セグメントごとのライフタイム バリューはどのくらいですか?
- 今年の売上は昨年の売上と比べてどうですか?
- 販売データの外れ値を特定して、特に業績の良い商品や地域、特に業績の悪い商品や地域を特定します。
- コホート分析を実施して、顧客維持率を把握します。
- 利益率が最も高い商品は、最も人気のある商品でもあるか?この回答を使用して、プロダクト構成を最適化する方法について提案してください。
- 過去 3 年間の商品カテゴリ別の売上高の年平均成長率(CAGR)は?
Code Interpreterは、LookerとLooker Studioで、「Code Interpreter in Conversational Analytics」としてプレビューとして利用可能となっています。