OpenAI、ホワイトボードの数式や図をLaTeXの図版に変換。問題の仮説検証、推論、関連文献の検索など、論文執筆を支援してくれる「Prism」公開
OpenAIは、GPT‑5.2をベースに研究者が論文の執筆や共同作業を行うためのWebブラウザから利用できるサービス「Prism」を発表しました。
数学や科学的推論に特化したGPT-5.2を統合
Prism は、数学および科学的推論に特化した最先端モデルであるGPT‑5.2を統合した、科学研究の執筆と共同作業のためのワークスペースです。
以下の機能を備えていると説明されています。
- GPT‑5.2 Thinking と対話し、文脈に沿ってアイデアを検討し、仮説を検証し、複雑な科学的問題について推論する
- 周囲のテキスト、数式、引用、図、全体構成を含む文書全体を文脈として、論文を下書きを作成し、修正する
- 関連文献(例:arXiv)を検索し、取り込み、現在の原稿の文脈に即して新たに見つかった関連研究を踏まえ本文を修正する
ホワイトボードの図をLaTeX上の図に変換
Prismは、数式や複雑な文書を構造的に作成できる組み版システムである「LaTeX」にネイティブに対応したワークスペースであり、数式や図版をLaTeXベースで作成するための以下の機能も備えています。
- 論文全体の文脈の中で各要素の関係性を理解するAIを活用し、数式、引用、図を作成・再構成・推論する
- ホワイトボードの数式や図を直接LaTeXに変換することで、LaTeXで高度な図形を描画するためのtikzコマンドの操作にかかる時間を大幅に削減する
下記はデモ動画から、Prismにホワイトボードの画像を読み込んだところ。

Prism上で図に変換されています。

さらにPrismは、複数人がリアルタイムで共同作業できるため、共著者、学生、指導教員などが協力して編集やコメントができ、改訂が即座に反映される機能も備えています。
PrismはChatGPTの個人アカウントを持つユーザーであれば誰でも無料で利用可能となっています。より高度なAI機能は、今後有料のChatGPTプランを通じて段階的に提供される予定です。
