Googleのコーディングエージェント「Jules」正式版が誰でも利用可能に。コードを自己レビューする新機能「Jules Critic」追加

2025年8月19日

Googleはこれまでベータ版として提供していたコーディングエージェント「Jules」の正式版を公開しました。Julesには無料版が用意されているため、誰でも1日当たり15タスクまで利用可能です。

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GitHubリポジトリに接続、Webから指示

JulesはGoogleが提供する生成AIモデルのGemini 2.5 Proを用いたコーディングエージェントです。

基本的な使い方は、まずJulesのWebページからGitHubに接続し、対象となるコードのリポジトリを選択します。

あとは人間がJulesのWebページから「ダークモードを追加して」「モバイルに対応」などの指示をプロンプトとして入力すると、Julesが対象となるコードを解析した上で実装プランを生成。プランが承認されるとコードを生成し、それを基にプルリクエストを生成します。

人間はプルリクエストをレビューし、OKであればマージするという流れになります。

AIが生成したコードを自己レビュー

Julesは今回の正式版リリースと同じタイミングで、新機能の「Jules Critic」の提供を開始しました。

これはJulesがコードを生成するときにユーザーに出力する前にコードを敵対的な視点で自己レビューすることで、微妙なバグやエッジケースの見逃しといった低品質なコードを発見し、より完成度の高いコードの出力を実現しようとするものです。

人間がプロンプトで指示した内容を基に、既存のコードの文脈を理解しつつ新たなコードの生成や既存のコードの改良、テストの生成やJulesが持つ仮想マシン内でのコードの実行などの能力を備えています。

Jules無料プランで誰でも利用可能に

前述の通りJulesには無料で利用可能なJules、Google AIプランのGoogle AI Pro(月額2900円)で利用可能なJules in Pro(1日当たり180タスクなど)、Google AI Ultra(月額3万6400円)で利用可能なJules in Ultra(1日あたり300タスクなど)が用意されています。

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Junichi Niino(jniino)
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