WSL上のUbuntuにカーネルライブパッチなど最大15年のエンタープライズサポート提供「Ubuntu Pro for WSL」開始。個人ユーザーは5デバイスまで無料

2025年12月15日

CanonicalはWindows上のLinux環境である「Windows Subsystem for Linux」上でUbuntuに対してカーネルライブパッチなどを含む最大15年間のエンタープライズ向けサポートを提供する「Ubuntu Pro for WSL」を発表しました

最大で15年、ライブパッチなど提供

Ubuntu Proは2022年に発表された同社のエンタープライズ向けサポートプログラムで、10年間のメンテナンス期間と延長期間の5年間を合わせて最大15年間のサポートを提供します。

サーバ向けとデスクトップ向けを含むすべてのUbuntuのディストリビューションにおいて、ゼロデイ攻撃に対する脆弱性への24時間以内の対応、カーネルライブパッチなどが提供されます。

さらに、Apache Tomcat, Apache Zookeeper, Docker, Drupal, Nagios, Node.js, phpMyAdmin, Puppet, WordPressなどの主要なLinuxアプリケーションもメンテナンスの対象として含まれています。

Ubuntu Proは有償のサポートプログラムですが、個人には最大で5台のマシンまでUbuntu Proが無料で提供されます。

個人ユーザーには5台のデバイスまで無料

今回のUbuntu Pro for WSLは、このUbuntu ProをWSLに対応させたものです。

個人ユーザーは、Microsoft Store内からWSL向けUbuntu Proをインストールし、登録を行うことでUbuntu Proを利用開始できます。

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Junichi Niino(jniino)
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