[速報]AWS、ローコードでWebのフロントエンドを開発できる「AWS Amplify Studio」発表。バックエンド管理機能も統合。AWS re:Invent 2021

2021年12月3日

Amazon Web Services(AWS)は、Webアプリケーションのフロントエンドを短時間で容易に開発できる機能と、バックエンドのクラウドサービスの運用管理などを統合した新ツール「AWS Amplify Studio」を発表しました

fig

AWSは以前から、Webアプリケーションやモバイルアプリケーションのバックエンドの迅速な構築と運用をするフレームワーク「AWS Amplify」を提供していました。

AWS Amplifyによって開発者は簡単にAWSのサービス群を組み合わせてスケーラブルなバックエンドを構築できます。

そしてAWS Amplifyに含まれているクライアントライブラリを利用することで、そのバックエンドに接続するフロントエンドの開発に注力することが可能でした。

今回発表された「AWS Amplify Studio」は、このAWS Amplifyに対応したフロントエンドをローコードで迅速に開発できるビジュアル開発ツールです。

またAWS Amplify Studioには、AWS Amplifyで構成されたバックエンドの管理をGUIで行う「Amplify Admin UI」も統合されたことで、運用管理も行える統合ツールとなっています。

Amazon.com CTO Werner Vogels氏は、ラスベガスで開催中のイベント「AWS re:Invent 2021」3日目の基調講演で、「これはデベロッパーファーストのアプローチを採用し、真にローコードのビジュアル開発環境だ。Webアプリやモバイルアプリを文字通り数時間で開発できるようになる」とAWS Amplify Studioを説明しました。

その基調講演でおこなわれたデモでは、次のようにAWS Amplify Studioの機能概要が紹介されています。

データモデリング機能によって、アプリケーションに必要なデータのフィールド名やデータ型などをデータベースに設定。

fig

ユーザーインターフェイスの作成はプロトタイピングツールとしてよく使われているサードパーティの「Figma」と連携可能。

Figmaで作成したユーザーインターフェイス画面とコンポーネントをAWS Amplify Studioにインポート。

fig

インポートされたコンポーネントをデータとバインド。フォントなど細かな設定も。

fig

設定が終わったら、AWS AmplifyがReactのコードを自動生成。それをプログラマの開発環境で用意したアプリケーションのボイラープレートへ、Git経由でプル。

fig

これでAWS Amplifyを活用したWebアプリケーションやモバイルアプリケーションが短期間で開発できることになります。

AWS re:Invent 2021

Day1

Day 2

Day3

Tags: AWS プログラミング言語 ローコード/ノーコード開発 React

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本