[速報]AWS、Apple M1チップ対応の「EC2 M1 Macインスタンス」登場。相変わらず市販のMac miniをそのままラックに組み込み。AWS re:Invent 2021

2021年12月3日

Amazon Web Services(AWS)は、AppleのM1プロセッサを搭載したMacインスタンスを利用できる新サービス「Amazon EC2 M1 Macインスタンス」を、開催中のイベント「AWS re:Invent 2021」で発表しました。本日から利用可能です。

fig

AWSは1年前のAWS re:Invent 2020で、インテルプロセッサを利用したMacインスタンスが利用可能な「Amazon EC2 Macインスタンス」を発表してます。

このとき同社はMacインスタンスを実現する仕組みとして、市販のMac miniをそのままラックに組み込んで、Thunderbolt経由で同社のクラウド基盤システムである「Nitro System」コントローラに接続する様子を公開しています。

fig2

参考:AWS、Macインスタンスの仕組みを説明。市販のMac miniをそのままラックに組み込みThunderbolt経由でストレージやネットワークへ接続。AWS re:Invent 2020

今回登場した「Amazon EC2 M1 Macインスタンス」は同じ仕組みを採用。ラックに組み込まれるハードウェアがM1プロセッサを搭載したMac miniに変わったことになります(よく見ると、今回使われた写真が昨年と同じですね)。

これにより仮想化ハイパーバイザなどを用いず、性能のオーバーヘッドがないベアメタルサーバとしてM1 Macインスタンスが提供されます。

利用可能なM1 Mac miniのスペックは8CPUコア、8GPUコア、16GBメモリ、16コアApple Neural Engine。これがThunderbold経由で10GbpsのVPCネットワークと8GB EBSストレージに接続されています。

2022年7月正式リリースされました

AWS re:Invent 2021

Day1

Day 2

Day3

Tags: AWS クラウド Apple IaaS

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本