Claude CodeにSlackでコーディングタスクを依頼可能に。Anthropicがリサーチプレビュー公開
Claude Codeを提供するAnthropicは、ClaudeとSlackを連携させる「Claude app for Slack」の機能を拡張し、Claude Codeに対してSlackでデバッグ作業やコードレビューなどを依頼可能にする機能をリサーチプレビューとして提供したと発表しました。
You can now delegate tasks to Claude Code directly from Slack.
— Claude (@claudeai) December 8, 2025
Simply tag @.Claude in a channel or thread. Coding tasks will automatically be routed to Claude Code and start up a new session on the web. pic.twitter.com/Sk5ttjnP3F
Slackでコーディングタスクを依頼可能に
これまでもClaudeとSlackは連携可能でしたが、できることはClaudeとの対話による議論や文書の要約、Web調査などでした。
今回、新たにClaudeを基盤としたコーディングエージェントであるClaude Codeに対して、Slackでコーディングタスクを依頼できるようになります。
具体的にはバグの調査とバグフィクス、コードレビューやコードの修正などが可能だと説明されています。
Slackから人間と同じようにバグの調査依頼
下記は今回のコーディングタスクを依頼するデモ動画からの画面キャプチャです。Slack上でユーザーからのバグレポートを受けて、開発担当者が「@Claude」とメンションしてデバッグを依頼しています。
Claudeが「@Claude」メンションを受けると、Claudeはメッセージの内容がコーディングタスクかどうかを分析し、コーディングタスクであればClaude Codeに依頼内容を転送します。
さらにClaudeはSlackチャンネルの最近のチャットやスレッドの内容からコンテキストをClaude Codeにまとめて転送し、Claude Codeはそれらの情報からどのリポジトリに対してどのようにタスクを実行するかを判断します。

Claude Codeがコーディングタスクとして上記のようにバグフィクスの依頼を受けると、調査と修正を行いつつ、その経過をSlack上で報告。
その後、サマリーを報告してプルリクエスト作成の許可を得ます。

開発者はプルリクエストの作成を許可すると、あとはGitHub上でプルリクエストの内容を確認し、マージすれば完了です。
開発者はClaude Codeをまるで人間のプログラマと同じようにSlackから指示や依頼などができるようになります。
