[速報]Azure SQLをAWSなどマルチクラウドで展開できる「Azure Arc enabled data services」がプレビュー開始。Ignite 2020
マイクロソフトはオンラインで開催中の年次イベント「Ignite 2020」で、Microsoft Azureを中心とするマルチクラウドプラットフォーム「Azure Arc」のデータベースサービス「Azure Arc enabled data services」がプレビュー版として提供開始されたことを明らかにしました。
![fig](http://www.publickey1.jp/2020/azurearc_azuresql_preview_ignite.gif)
Azure Arcとは、Microsoft Azureと同じ体験を、Microsoft Azure上だけでなくAWSやGoogle Cloud、VMwareなどのマルチクラウド環境においても提供する新サービスです。昨年のIgnite 2019で発表されました。
![fig](http://www.publickey1.jp/2020/azurearc_servers_ga.gif)
今回プレビュー版となった「Azure Arc enabled data services」は、Azure SQL Managed InstanceおよびAzure Database for PostgreSQL Hyperscale(シャーディングによるスケールアウト機能搭載のPostgreSQL)をAWSやオンプレミスなど任意のクラウド環境上のKubernetesへデプロイし、パッチ適用、自動アップデート、セキュリティポリシー適用などを含むマネージドサービスとして運用管理可能にしたものです。
マルチクラウド環境であってもMicrosoft Azure上のマネージドデータベースと同様に、自動的にパッチの適用やアップグレードが行われてつねに最新の状態に維持され、負荷に応じて柔軟なスケーラビリティを備え、統合的な運用管理が可能になっています。
マイクロソフトは同時に、マルチクラウド環境でAzureを中心とした統合的なサーバ管理を実現する「Azure Arc enabled servers」の正式サービス化も発表しています。
Microsoft Ignite 2020
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