[速報]マイクロソフト、Copilotに対してユーザーが追加学習を行える「Microsoft 365 Copilot Tuning」発表
マイクロソフトは日本時間5月20日未明に開幕したイベント「Microsoft Build 2025」で、Microsoft 365 Copilotに対してユーザー独自のデータを用いてファインチューニングによる追加学習を実行できる新機能「Microsoft 365 Copilot Tuning」を発表しました。

例えば法律事務所がこれまで蓄積してきた契約書をCopilotに追加学習させることで、その法律事務所の形式や文書構造、用語、専門知識などを備えた契約書のドラフトをCopilotで生成できるようになります。
あるいは企業が自社の内部文書を追加学習させることで、自社固有の質問に正確な回答を行えるようなAIエージェントの開発をCopilotをベースに行えるようになります。
下記はCopilot Tuningのデモ画面をキャプチャしたところ。追加学習用のデータはSharePointなどから呼び出すことが可能。

追加学習済みのAIモデルは、許可されたユーザーにのみアクセスできるように設定できます。

Copilot Tuningは、Microsoft 365 Copilotライセンスを5000以上保有する顧客を対象に、Copilot Tuningアーリーアダプタープログラムの一環として6月に提供開始予定です。
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