[速報]Microsoft SQL Server 2019発表。SparkとHDFSを製品に統合、データ仮想化を搭載。Microsoft Ignite 2018

2018年9月25日

マイクロソフトは米フロリダで開催中のイベント「Microsoft Iginte 2018」で、同社のリレーショナルデータベースの次期バージョン「Microsoft SQL Server 2019」を正式に発表しました。

SQL Server 2019 fig1

SQL Server 2019ではビッグデータの処理や機械学習への対応などが重視され、Apache SparkとHDFS(Hadoop Distributed File System)が製品に統合されます。

SQL Server 2019 fig2

それぞれのノードにはSparkとHDFS、SQL Serverのエンジンが含まれており、ユーザーは使いやすいT-SQLを用いてビッグデータ処理を記述可能。

コンテナ環境への対応も強化され、上記の図のSparkとHDFS、SQL Serverが統合された複数のノードからなるビッグデータクラスタはKubernetes環境へのデプロイが可能になります。

Oracle DatabaseやSAP HANA、PostgreSQLやHdoopなどさまざまなデータベースにデータを格納したまま、それらをSQL Server 2019でたばねることで、ETLツールなどを用いてデータをさまざまなデータソースから取り出して1つのデータベースにコピーすることなく、仮想的に大きな1つのデータベースとして見せるデータ仮想化の機能も搭載予定。

SQL Server 2019 fig3

そのほかインテリジェントなクエリ処理による高速化、不揮発性メモリのサポートによるI/Oの高速化や暗号化の強化など、さまざまな機能追加が行われる予定です。


参考:SQL Server 2019 preview combines SQL Server and Apache Spark to create a unified data platform - SQL Server Blog

Microsoft Ignite 2018

Tags: RDB データベース Microsoft SQL Server

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