WebデザインツールのFigma、ニューヨーク証券取引所への新規上場を果たす。時価総額8兆円超
Webデザインツールを提供するFigmaは7月31日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所への新規上場を果たしました。
公開価格は33ドルでしたが取引時間中に大きく値を上げ、初日の終値は3倍以上となる115.5ドル、8月1日にはさらに値上がりして終値が122ドルとなり、時価総額は約595億ドル、1ドル145円換算で約8兆6300億円となりました。
Shipping something big today pic.twitter.com/z9PjGOyGTV
— Figma (@figma) July 31, 2025
Adobeによる買収の破談から単独で上場へ
Figmaは2012年に現CEOのDylan Field氏とEvan Wallace氏がサンフランシスコで創業し、2016年にWebデザインツール「Figma」の提供を開始しました。
Figmaは多くのデザイナーや開発者から人気のツールとなり、2022年9月にはアドビがFigmaの買収を発表します。
しかし2024年1月、欧州委員会と英国競争・市場庁がこの買収を承認しなかったことで買収は破談となりました。
同社はここからあらためて単独での発展を指向し、今回のニューヨーク証券取引所への新規上場を実現。今後の成長に向けた資金調達などが可能となりました。
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