仮想化ストレージのティントリが破産申請。NASDAQ上場からわずか1年

2018年7月12日


仮想化専用ストレージベンダの米ティントリ(Tintri)は7月10日、破産申請したことを発表しました

関連記事:仮想化ストレージベンダのティントリ、存続の瀬戸際に - Publickey

同社は先月、6月15日のプレスリリースで資金的に破綻しつつあることを表明しており、27日には250名ほどの社員のうち200名の人員削減を発表して延命を模索していました。結局、事業を継続するための資金が尽きて、破産申請となりました。

Tintri、破産申請のプレスリリース

ティントリのプレスリリース「Tintri Announces Bankruptcy Filing, Non-Binding Letter of Intent and Financing Commitment | Tintri」から引用。

Tintri, Inc. (NASDAQ: TNTR) today announced that, on July 10, 2018, it filed a voluntary petition for relief under Chapter 11 of the United States Bankruptcy Code in the United States Bankruptcy Court for the District of Delaware. Tintri will continue to operate its businesses as a debtor-in-possession under the jurisdiction of the bankruptcy court.

Tintri、Inc.(NASDAQ:TNTR)は本日、2018年7月10日、デラウェア州合衆国破産裁判所の米国破産法第11章に基づく救済措置申請を行ったと発表しました。ティントリは、破産裁判所の管轄下で債務者として事業を継続します。

Tintriの資産は米ストレージベンダのDataDirect Networks(DDN)が買収意向を示しており、買収価格などの交渉が行われているようです。DDNのプレスリリースのなかで、同社の共同創業者兼CEOのAlex Bouzari氏は次のように述べています。

DDN is working with Tintri’s co-founders, team members, advisors and creditors to develop a winning plan designed to provide Tintri’s customers with continuity in support of their installed base as well as a winning roadmap for their long-term requirements,

DDNはTintriの共同創業者、社員、顧問や債権者などと協力し、Tintriを導入している顧客に対し継続してサポートを提供するだけでなく、長期的な要望に応えるロードマップを提供すべく計画を作成しているところだ。

ティントリは2007年に創業。仮想化環境に特化したストレージというユニークな製品で成長し、日本には2012年にティントリジャパンを設立しています。同社はほぼ1年前の2017年6月29日、NASDAQに上場したばかりでした。

追記:DDNがTintriのビジネスを引き継ぐ方向で交渉中です。

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