AWS、AIエージェントがGitHubのコードを読んで開発やレビューを行う「Amazon Q Developer in GitHub」プレビュー公開
Amazon Web Services(AWS)は、生成AIによるコーディング支援ツール「Amazon Q Developer」の新機能として、GitHubにインストールすることでAIエージェントがGitHubのコードを読み込んで開発やレビューを自律的に行ってくれる「Amazon Q Developer in GitHub」をプレビュー公開しました。
GitHubのワークフローでIssueの開発をエージェントに依頼
多くのコーディング支援ツールやエージェントがVisual Studio Codeなどのコードエディタと統合されているのに対して、Amazon Q Developer in GitHub」はその名称の通り、GitHub AppとしてGitHubに組み込んで利用するツールです。
利用には下図のようにGitHubにインストールをし、対象とするリポジトリを指定します。

その上で、Amazon Q Developerに開発を依頼したいIssueを開き、ラベルを使ってIssueにAmazon Q Developerエージェントをアサインします(下図の赤枠)。

Amazon Q DeveloperエージェントはIssueをアサインされると、そのIssueを解決するためのコーディング作業を開始したことをコメントで知らせてきます。

コーディングが終了するとプルリクエストが生成され、再びコメントで通知されます。

Amazon Q Developerエージェントはプルリクエストに対して自動的にコードレビューも実施してくれます。

通常のGitHubのワークフローと同様にこのあとで人間がコードレビューし、必要であればフィードバックを行って再びAmazon Q Developerエージェントにコーディングをしてもらうことも、そのままマージして完了することも可能です。
レガシーコードの変換も可能
Amazon Q Developerエージェントには、レガシーコードをモダナイズしてくれるAmazon Qトランスフォームエージェントも用意されています。

これを用いるとJava 8やJava 11ベースの古いコードをJava 17へと変換することが可能です。
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