Apple、Swift言語でAndroidを公式にサポートへ、「Android Workgroup」発足を発表

2025年7月4日

AppleでSwift Core Teamに所属するMishal Shah氏は、SwiftでAndroidを公式にサポートすることを目的とした「Android Workgroup」の発足を発表しました

SwiftはすでにサードパーティなどでAndroidアプリケーションの開発が可能になっていますが、Android Workgroupの発足により公式にSwift言語がAndroidをサポートするという方向性が明確になりました。

参考:Swiftコードを直接ビルドしてAndroidアプリを作る「Native Swift toolchain and driver for Android」、Skipがテクノロジープレビュー公開

Android Workgroupでは何が行われるのか?

Android Workgroupでは以下のことを行うと定義されています。

  • 公式のSwiftディストリビューションにおいてAndroidのサポートを開始しメンテナンスすると同時に、Androidをサポートする上でメインツリー以外に必要なものやダウンストリームでのパッチなどをなくしていく
  • Androidのイディオムとの親和性を改善するため、FoundationやDispatchといったSwiftパッケージの強化を推奨していく
  • Androidの一定レベルの公式サポートに向けて、Platform Steering Groupと協力してプラットフォームの一般的なサポートレベルを公式に定義する。
  • Swiftでのサポートにおいて、Android APIのレベルとアーキテクチャをどこまでサポートするのかを決定する
  • プルリクエストのチェック時にAndroidのテストを含むような、Swiftプロジェクトのための継続的統合機能を開発する
  • SwiftとAndroidのJava SDKのブリッジングやAndroidアプリでSwift ライブラリをパッケージ化するためのベスト プラクティスを策定し推奨する
  • Android上のSwiftアプリケーションのデバッグ機能を開発する
  • コミュニティがSwiftパッケージにAndroidのサポートを追加するためのアドバイスや支援を行う

Android Workgroupは誰でも参加でき、メンバーは定期的なビデオ会議やSwiftフォーラムでコミュニケーションを取るとのことです。

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