jQuery 4.0β版が登場。バージョン3.0から8年振りのメジャーバージョンアップへ。IE10以前のサポートは終了に

2024年2月13日

JavaScriptライブラリ「jQuery」の次期版として開発中の「jQuery 4.0ベータ版」が公開されました

今年中にjQuery 4.0正式版がリリースされれば、2016年6月にリリースされたjQuery 3.0以来8年振りのバージョンアップとなります。ちなみにjQuery 1.0がリリースされたのは2006年ですので、jQueryの開発は18年にわたり継続されています。

fig

IE 10以前のサポートが終了、Trusted Typesのサポート追加など

jQuery 4.0ではInternete Explorer 10もしくはそれ以前のバージョンのサポートが終了します。Internet Explorer 11のサポートは継続されますが、次のjQuery 5.0では削除される見通しです。

同時に、Chromium版以前のEdgeHTMLをレンダリングエンジンとして用いた、いわゆる「Microsoft Edgeレガシー版」と呼ばれる古いバージョンのMicrosoft Edge、iOS 11未満のiOS、Firefox 65未満のFirefoxのサポートも終了します。

これまでのjQueryのバージョンでDepricated(非推奨)とされていた13種類のAPIと、jQuery内部で使われていたpush、sort、spliceメソッドが削除されます。

一方で新機能として、jQuery.ajaxでのFormDataを含むバイナリデータのサポート、信頼できるHTML文字列を扱えるTrusted Typesのサポートなどが追加されました。

現在はOpenJS Foundationのプロジェクトとして開発が進められている

jQueryは現在、Linux Foundation傘下のOpenJS Foundationで開発が進められています。OpenJS FoundationはjQuery以外にもNode.js、Electron、webpack、Appiumなどの開発プロジェクトをホストしています。

あわせて読みたい

JavaScript Web技術 プログラミング言語 jQuery




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本