GitHub、公式ドキュメントを学習したAIが質問に答えてくれる「Copilot in GitHub Support」正式リリース

2024年2月13日

GitHubは、GitHubのサポート窓口においてGitHubの公式ドキュメントを学習したAIが回答してくれる「Copilot in GitHub Support」の正式リリースを発表しました

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「Copilot in GitHub Support」とはどのようなものなのか、正式リリースを発表した同社のブログ「Copilot in GitHub Support is now available!」で、次のように説明されています。

Copilot in GitHub Support reduces the need to manually search for the right context across different pages in the official GitHub documentation. The assistant efficiently distills relevant information from multiple GitHub documents at once into a concise, tailored response—significantly reducing the time required to research a topic and often removing the need for a traditional round-trip response from our Support team.

Copilot in GitHub Supportは、GitHub の公式ドキュメントのさまざまなページから適切な内容を手作業で探す手間を省きます。このアシスタントは多数のGitHub公式ドキュメントから関連する情報を効率的に抽出し、簡潔でカスタマイズされた回答を提供してくれます。これにより質問に関する調査に必要な時間が大幅に短縮され、多くの場合、従来のサポートチームからの往復の回答が不要になるのです。

Copilot in GitHub Supportは、 GitHub Supportページのコンタクトフォーム画面で下記のように選択できるようになっています。

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ここで「Chat with Copilot in GitHub Support」を選択すると、Copilotが質問に答えてくれるようになります(ただし現時点でGitHubからの説明はないものの、Freeプランはコミュニティによるサポートのため、この機能は有償版で提供されるものとみられます)。

AIによるサポートは確実に広がっていく

現在でもサポート窓口の手間でFAQなどをチャットボットが答えてくれるサービスは多数ありますが、GitHubが公式ドキュメントを学習させたサポート窓口用のCopilotであれば、かなり柔軟で正確な回答をしてくれることが期待されます。

実際、私(新野)は今回のCopilot in GitHubのようなAIによるサポートを、このブログのログ収集サービスとしてSimple Analyticsで利用しています。Simple Analyticsが提供している公式のAIサポートも、今回のCopilot in GitHub Supportと同様に公式ドキュメントを学習させたAIチャットボットです。

AIサポートは海外のサービスであっても時差を気にせず24時間いつでも何度でも気軽に質問ができますし、公式ドキュメントには載っていないようなサンプルコードもすぐに作成して提示してくれるなど、非常に有効かつ便利です。

このCopilot in GitHub Supportも含め、今後はより賢いAIがサポート窓口を担当してくれることで、人間によるサポートの手間がどんどん減っていくことは間違いないでしょう。

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Junichi Niino(jniino)
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