Microsoft EdgeにAdobe Acrobat純正のPDFエンジンを標準搭載へ、マイクロソフトとアドビが発表

2023年2月9日

マイクロソフトとアドビは両社の戦略的提携に基づき、来月3月からMicrosoft EdgeにAdobe Acrobat純正のPDFエンジンを搭載すると発表しました

これによりMicrosoft EdgeでPDF文書の表示をする際に、忠実な色やグラフィックなどの再現、セキュリティの強化、アクセシビリティの向上などが実現されるとしています。

現在Microsoft Edgeに搭載されているPDFリーダーは2024年3月31日で廃止予定とのこと。

Adobe Signの電子署名展開の布石か

マイクロソフトとアドビは以前から戦略的提携関係を深めており、すでにMicrosoft 365のWord、Teams、SharePointや、Microsoft Dynamics 365などではAdobe Acrobatと連係したPDFドキュメントの共有や注釈の書き込み、Acrobat Signによる電子署名の対応などが行われています。

特にAcroat Signを用いた電子署名はアドビがエンタープライズ市場において注力している分野であり、その普及にはAdobe AcrobatやPDFドキュメントのエンタープライズ市場での普及が欠かせません。

今回のMicrosoft EdgeへのAdobe Acrobat純正PDFエンジンの搭載は、そうした意図によるものではないかと考えられます。

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