JAMスタックを実現する国産サービス「Kuroco」正式リリース。GitHub Actionsでビルドし、Webホスティング、APIサーバなど提供。月額1100円分まで無料

2021年4月20日

ソフトウェアベンダのディバータは、JAMスタックを実現する国産のサービス「kuroco」の正式リリースを発表しました

fig

kurocoは当初、いわゆる「ヘッドレスCMS」と呼ばれる機能を提供するWebサービスとして登場しました

今回、これにGitHub Actions連携機能とWebホスティング機能などが追加されたことにより、「JAMスタック」を実現する機能が一通り揃うことになりました。

ヘッドレスCMSとJAMスタック

一般にCMS(コンテンツマネージメントサービス)は、WordPressやMovableTypeなどがよく知られています。これらはコンテンツを入力すると、あらかじめ設定されたHTMLのテンプレートにコンテンツを組み込んでWebサイトを構築してくれます。

ヘッドレスCMSとは、この一般的なCMSから、Webサイトの構築機能やHTMLの生成機能を省略し、コンテンツの内容をAPI経由で入出力可能にしたものです。

ヘッドレスCMSを用いてWebサイトを構築する場合、フロントエンド側からAPIを呼び出してコンテンツを受け取り、それを基にHTMLを生成(あるいはDOMツリーを書き換えて)、Webページとして表示を行います。これにはReact、Vue、Nuxt、Gatsby、HugoなどのJavaScriptフレームワークを用いることが一般的です。

このJavaScript、APIサーバ(ヘッドレスCMS)、HTML(Markup Language)を主に用いたWebサイトの構築技術が、「JAMスタック」と呼ばれているのです。

JAMスタックでは、WebサイトはJavaScriptのコードを組み込んだ静的なHTMLの配布を行うこと、サーバ側はHTMLの生成を行わないAPIサーバとして実装できることなどから、スケーラブルで安定稼働するWebサイトを実現しやすい点が特徴です。

最近ではNetlify、Vercel、そして先日登場したCloudflare Pagesなど、JAMスタックのサービスへの注目度が高まっています。

参考:「Cloudflare Pages」が正式版に。JAMスタックによる高速なWebサイトを構築、CDNに展開へ

GitHub Actionsでビルド、Webホスティングに展開

kurocoに新しく追加されたGitHub Actions連携機能では、GitHubにソースコードがプッシュされるとGitHub Actionsによって(あらかじめ設定されたReactやVueなどのフレームワークによる)ビルドが開始され、ビルド後にWebhookがkurocoへ送信。kurocoがビルド後のコードを取得して、Webホスティングに展開する、という流れになります。

これにより、kurocoのWebホスティングには、GitHubのソースコードに連動した最新のWebサイトが自動的に展開されることになります。

kurocoのWebホスティング機能には、CDN機能とともに、ベーシック認証、IP制限をかけることができるため、クローズドな環境でJAMスタックなWebサイトを開発、提供することもできます。

kurocoは従量課金制で月額1100円までは無料で利用可能とのこと。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly




カテゴリ

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed


最新記事10本