NTPサーバと時刻同期するセイコーの掛け時計「NTPクロック」販売開始。電源はPoE対応

2019年2月8日


セイコーソリューションズは、NTPサーバから配信される時刻に同期し、オフィスや工場で掛け時計などとして使える「NTPクロック」の販売開始を発表しました

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NTPクロックは屋内用アナログ時計の「SCN-300J」、屋内用4桁デジタル時計の「SLN-1004W」、屋内用6桁デジタル時計の「SLN-1006W」の3機種。

いずれもネットワーク経由でNTPサーバと接続することで、つねに正確な時刻を表示することができます。電源をPoE(Power Over Ethernet)経由で得るため、PoE対応のLANさえあれば利用可能です。

同社は時刻ソースとしてGPSやテレホンJJY、長波JJY、FM放送などを利用できるNTPサーバ「Time Server」を提供しており、NTPクロックはこれをNTPサーバとして利用できるほか、パブリックなNTPサーバを含めたあらゆるNTPサーバとNTPプロトコル経由で接続可能。

Windows 10などに対応した設定ツール経由で、NTPクロックの接続先NTPサーバの設定や液晶表示の明暗、24時間表示か12時間表示かなどを設定可能。

さらにオプションの「NTPクロック監視ソフトウエア」を用いると、GUIを用いて最大1440台のNTPクロックを一元的に管理でき、時計の不具合などの把握が容易になります。

同社がこうしたオフィスでも使えるNTP対応時計を販売するのは初めてとのこと。

設備時計をネットワーク対応に

セイコーは以前から放送局、鉄道、工場や病院など、正確な時刻表示が求められる施設向けに「設備時計」と呼ばれる時計システムを販売しています。

設備時計はマスタークロックとなる「親時計」と設備内の多数の時計をRS-422などで接続し、施設内の時計が表示する時刻などを集中的に管理する仕組みを備えています。

今回販売が開始されたNTPクロックは、この設備時計をイーサネット対応にしたものと位置づけられます。NTPサーバを親時計とし、イーサネット経由で多数の時計の時刻などを集中管理できるようにしたものです。

これにより時計システムのための専用の設備や専用のネットワークを不要にし、イーサネットによる社内ネットワークで時計をシステムとして運用管理できるようになります。

正確な時刻を表示するための時計としては電波時計もあります。しかしビルの室内や地下など電波時計の電波が届かないことも少なくありません。NTPクロックはそうした電波状況に影響されずにすべての時計を正確な時刻に保つことができ、集中管理できることが利点といえます。

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