macOS用パッケージマネージャ「Homebrew 2.0」リリース。LinuxとWSL(Windows Subsystem for Linux)にも正式対応

2019年2月5日

macOS用のパッケージマネージャ「Homebrew」の最新版となる「Homebrew 2.0」正式版がリリースされました。

Homebrew 2.0ではmacOSだけでなく、「Linux」とWindows 10のLinux互換機能である「Windows Subsystem for Linux」にも正式に対応しました。

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パッケージマネージャとは、OSにアプリケーションなどのソフトウェアを簡単かつ安全にインストールすることを可能にするソフトウェアです。

パッケージマネージャを使わずマニュアル操作でOSにアプリケーションをインストールしようとすると、まず必要なファイルをダウンロードし、圧縮を解き、適切なディレクトリにコピーしたうえで適切なコンフィグレーションファイルの設定やパーミッションの設定を行い、パスを通して環境変数を設定する、など手間のかかる作業が必要になります。

さらに、あるソフトウェアを実行するには別のソフトウェアが必要であるといった依存関係がある場合には、それに合わせて追加でソフトウェアのインストールもしなければなりません。

こうした作業をスクリプトによって自動化し、統一した方法とコマンドでアプリケーションを簡単にインストールできるようにしたのが、一般に「パッケージマネージャ」と呼ばれるソフトウェアです。

LinuxではAptやYum、.NET環境ではNuGetなどがパッケージマネージャとして知られています。

HomebrewはmacOS用のパッケージマネージャとしてよく知られているソフトウェアで、オープンソースで開発されています。

Homebrewを利用することで、macOSに標準で備わっていないソフトウェア、例えばRubyやNode.jsといったプログラミング言語やフレームワーク、周辺ツール、Jenkinsのようなツールなどさまざまなソフトウェアのインストールが簡単に行えるようになります。

Homebrewが今回Linuxにも対応したことで、macOSでHomebrewを使い慣れたユーザーが同じ手順でLinuxでもアプリケーションのインストールができるようになるわけです。

このLinuxに対応した「Homebrew on Linux」は「Linuxbrew」と呼ばれることになります。

Linuxbrewはsudoによる権限を必要とせず、ホームディレクトリにインストール可能。Linuxbrew用のインストールスクリプトに当たるformulaのリポジトリは、macOS用のHomebrewとは異なる独自のものを用いるとのことです。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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