Joyentがパブリッククラウドの提供終了を発表。今後はプライベートクラウドのマネージドサービスなどへ注力。Node.jsの開発元

2019年6月18日

Joyentはパブリッククラウドのサービスとして提供している「Joyent Public Cloud」(Triton Cloud」を2019年11月9日をもって終了すると発表しました

fig

The Joyent Public Cloud / Triton Cloud, including the my.joyent.com user login and customer-facing APIs, will no longer accept new customers as of June 6, 2019, and will discontinue serving existing customers upon EOL on November 9th.

Joyent Public Cloud / Triton Cloudは、my.joyent.comからのログインやお客様が利用可能なAPIも含めて、2019年6月6日をもって新規のご利用を終了します。また、11月9日をもってお客様へのサービスも終了します。

Joyent Cloud/Triton CloudはOpenSolarisをベースに同社が開発した「Smart OS」を採用。同OSの持つZFS、DTrace、Zoneなどを活用した高性能を実現していることが大きな特徴です。

Joyentは2016年まで独立した企業として存在していましたが、「クラウド市場で戦うには規模が足りなかった」としてSamsungに買収され、Samsung傘下でサービスを提供していました。

参考:Joyent、Samsungによる買収を発表。「クラウド市場で戦うには規模が足りなかった」

同社はNode.jsを開発したライアン・ダール氏が所属していた企業として知られており(現在Node.jsの開発はOpenJS Foundationがホスト)、現在もNode.jsの有償サポートなどを提供しています。

同社は今後、パブリッククラウドの経験を活かしたプライベートクラウドのマネージドサービスやオンプレミスでのプライベートクラウドの構築運用などに注力すると説明しています。Node.jsの有償サポートなどパブリッククラウド以外のサービスも引き続き提供されます。

Tags: クラウド Joyent

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly




タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本