iPaaSによるシステム統合、複雑なプログラミング不要に。「ActRecipe」は財務会計の領域にフォーカス[PR]

2019年8月1日

さまざまなクラウドサービスやオンプレミスのシステムを連携し、1つのシステムに統合させる「iPaaS」(Integration Platform as a Service)と呼ばれるクラウドサービスに注目が集まり始めています。

その背景には、ERPやCRMなどの業務アプリケーションだけでなくメールやチャット、スケジューラなど企業で使われるシステムのクラウドサービス化が進んだ結果、それらの連携もクラウドで行いたい、というニーズが増大してきたことがあります。

また、さまざまなサービスのクラウド化と並行してそれらに接続するAPI環境が充実してきたことも、新たなインテグレーションサービスとしてのiPaaSの登場を後押ししています。

システム統合に特化、複雑なプログラム不要

iPaaSの一般的な特徴は、主要なクラウドサービスやオンプレミスのアプリケーションなどとの接続が容易で、いちいち複雑なプログラムを記述することなく、フローチャートのような簡単な設定によってサービスやアプリケーションの連携を定義できることです。

そのうえで、マネージドサービスとして提供されるためにiPaaS自体の運用やスケーラビリティ、障害時などの対応をユーザーが気にせずに済むことがあげられます。

いわゆるPaaS(Platform as a Service)では、プログラムを記述することでさまざまな処理を実現できますが、システムの統合に特化したiPaaSは、(製品によって異なりますが)簡単な設定によって複数のシステムの統合や連携が容易にできるようになっているのです。

財務会計を得意とするiPaaS「ActRecipe」

日本国内でもこれからiPaaSの普及が始まろうとしています。そのなかで国内ベンダから登場したiPaaSが「ActRecipe」(アクトレシピ)です。

figActRecipeは財務会計領域でのシステム統合を得意とするiPaaSだ

開発元であるアスタリストは経費精算向けSaaSである「SAP Concur」の認定導入パートナーとして知られており、同社のノウハウを投入したActRecipeも、財務会計領域のインテグレーションを得意としています。

そしてActRecipe自体もクラウドサービスであるAWS Lambdaで構築されており、クラウドの持つスケーラビリティや高可用性、高速性などの恩恵を受けられる構造を備えています。

経費精算と財務会計の連携、統合などを実現

すでにActRecipeは一部のユーザーによって利用が開始されています。その利用例を見てみましょう。

1つ目はConcurによる経費精算の結果を、財務会計システムであるNetSuiteへ送信するシステムです。

ActRecipeはこのように異なるシステム同士を容易に接続でき、しかも設定や構成が容易なため、アドオンやブリッジプログラムを組んでシステム連携を実現するよりもメンテナンスに手間がかからず、変更にも柔軟に対応できる利点があります。

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2つ目はもう少し複雑なシステム連携です。

kintoneやTeamsで管理されている取引先や社員のマスタ情報を、経費精算システムのConcurへ送信することで、Concur上でつねに最新の取引先情報や社員情報が利用できるようにしています。

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簡単な設定でレシピを作成。共有レシピを再利用も可能

ActRecipeによるこのようなシステム連携と統合は、「レシピ」と呼ばれる設定によって実現されています。下記はレシピを設定している画面の例です。

あらかじめActRecipeが備えている、APIによる接続、SFTPによる通信、PGPによる暗号化、復号、データフォーマットの変換など、システム統合のための機能をフローチャートのように並べることで、簡単にレシピを作ることができます。

figActRecipeの管理画面でレシピを作成しているところ

あるクラウドサービスから別のサービスへデータを受け渡す際のデータ変換も、レシピの一部として設定画面から簡単に設定可能です。

figActRecipeの管理画面でデータ変換の設定をしているところ

ActRecipeには、レシピの共有機能も搭載されます。当初は開発元のアスタリストが、ActRecipeでよく使われることが想定されるレシピを用意。ユーザーはそれを流用したり必要に応じてカスタマイズすることで、すぐに主要なクラウドサービスとの接続やデータ変換などを始められます。

共有レシピはつねに信頼できるものだけが公開されるように同社が管理しつつ、今後は信頼できるパートナーによるレシピの充実も構想されています。アスタリスト代表取締役社長 池上大介氏は「集合知を活用できるようにし、ActRecipeをさらに便利なものにしていきたい」と話します。

利用は月額料金制。フリープランも予定

ActRecipeは本日8月1日に正式発表されました。利用は月額5万円からで、フリープランも予定されています。

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≫アスタリストのiPaaS「ActRecipe」の詳細を見る

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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