[速報]HashiCorpが「Terraform Cloud」機能強化、5人まで無料。チームでのクラウドインフラの管理を容易に。HashiConf '19

2019年9月11日

HashiCorpが主催する年次イベント「HashiConf '19」が9月10日(現地時間)サンフランシスコで開幕しました。

基調講演で同社共同創業者兼Co-CTOのArmon Dadgar氏は、マルチクラウドに対応するクラウドインフラのプロビジョニングツール「Terraform」のクラウド版「Terraform Cloud」の機能強化を発表しました

fig HashiCorp共同創業者兼Co-CTOのArmon Dadgar氏(HashiConf '19のストリーミング動画から。以下の画像も同じ)

Terraformは、AWSやMicrosoft Azure、VMwareなどさまざまなクラウドインフラのプロビジョニング情報を特定のインフラベンダに依存しない形式で、コードとして記述し適用できる、いわゆる「Infrastructure as Code」(IaC)を実現する代表的なソフトウェアの1つとして知られています。

今年の5月にはこのTerraformをクラウドサービスとして提供する「Terraform Cloud」が発表されました。この発表時点ではインフラの状態を記述するStateファイルをGitHubのように複数人で安全に共有し変更管理などを行う「Remote State Management」機能のみが提供されていました。

今回の機能強化では、Terraform CloudでPlanとApplyも可能になりました。これで、個人やチームにおいてTerraformを用いたインフラ管理のワークフローの機能が出揃ったことになります。

fig2

下記が現在利用できる主な機能。

Automation

  • VCS Connection (Github, Gitlab, Bitbucket)
  • Remote Plans and Applies
  • Notifications/Webhooks
  • Full HTTP API
  • Collaboration

State Management (Storage, History, and Locking)

  • Collaborative Runs
  • Private Module Registry
  • Full User Interface

Armon Dadgar氏はソフトウェア版Terraformで実現されているワークフローをそのまま変更せずにTerraform Cloudでも実現できるようにしたと説明。

Terraform CloudのCLIはソフトウェア版と全く同じだとしています。

fig3

Web UIによるワークスペースも提供。

fig4

インフラ定義を再利用可能にするPrivate Modules機能も利用可能です。

fig5

1チーム5人まで無料で利用可能です。

fig6

有償版となるTerraform Cloud for Teamsでは人数制限がなくなり、セキュリティの設定などが可能になります。

fig7

Terraform Cloudは本日からサインアップして利用可能です。

fig8

HashiConf '19

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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