Google Cloudが「Bare Metal Solution」としてベアメタルサーバの提供を開始

2019年11月25日

Google Cloudは、Oracle Databaseのようなベアメタルサーバ環境での実行が適しているアプリケーション向けの新サービス「Bare Metal Solution」の提供を発表しました

Bare Metal Solutionの最大の特徴は、提供されるサーバがGoogle Cloudのための特別なサーバではなく、ISVのソフトウェアについて動作保証がされているサーバをハードウェアベンダからGoogleがOEM提供を受け、それを顧客が利用できる、という点にあります。明示されていませんが、Oracle Databaseなどを対象とした動作保証がされているようです。

Googleのブログ記事「Bare Metal Solution: 専門的なワークロードを Google Cloud で実行可能に」から引用します。

Bare Metal Solution は、多くのISVソフトウェア アプリケーションの動作が保証されたOEMハードウェアを使用します。使用するOEMハードウェアはまた、Oracle Database 上に構築されたものを含むカスタムビルドのアプリケーションについても認定されています。

いうまでもなく、オンプレミスで稼働する業務アプリケーションのバックエンドデータベースとしてOracle Databaseの存在は非常に大きいものがあります。そのため、オンプレミスからクラウドへOracle Databaseをスムーズに移行させるソリューションを提供することは、各クラウドベンダにとって重要な課題です。

Amazon Web Services(AWS)は以前からAmazon RDSでOracle Databaseのマネージドデータベースサービスを提供しており、ライセンスを持ち込むBYOL(Bring your own license)にも対応しています。

Microsoft AzureはOracle Databaseのマネージドサービスは提供していませんが、今年6月にOracle Cloudとの戦略的提携を発表し、AzureとOracle Cloudを高速回線で相互接続することで、AzureからOracle Cloudのデータベースサービスが利用できるようになりました。

現在はまだ北米のリージョンだけですが、今後グローバルに展開していくことでAzureからOracle Cloudのデータベースサービスが利用しやすくなっていきます。

こうしたなかで、Google CloudはOracle Databaseをクラウドへ移行させるソリューションを提供するべく用意したのが、今回のBare Metal Solutionだと見られます。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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