Dockerコンテナをハイパーコンバージドでサポートする「Acropolis Container Services」発表。Nutanix .NEXT Conference 2016
ハイパーコンバージドインフラストラクチャの代表的なベンダであるNutanixが、ラスベガスで開催中の年次イベント「Nutanix .NEXT Conference 2016」で、Dockerコンテナをサポートする基盤ソフトウェア「Acropolis Container Services」を発表しました。
同社のハイパーコンバージドインフラストラクチャは、仮想化ハイパーバイザーによる仮想マシンをスケールアウトして運用することを想定しています。
Acropolis Container Servicesは、これに加えてDockerコンテナの導入と運用などを容易にするもの。具体的には、Dockerコンテナ対応のストレージボリュームの提供と、Dockerコンテナを構成するためのDocker machineドライバを提供します。
コンテナ対応のストレージボリュームは「Nutanix Acropolis volume plugin for Docker」によって提供されます。これによりDockerコンテナからNutanixが備える分散ストレージの機能、重複排除や圧縮、イレイジャーコーディングなどがそのまま利用可能です。
またDockerコンテナが物理マシン間で移動したとしても、分散ストレージ上の同一ボリュームに対してシームレスにアクセス可能であることも特長です。
Nutanix Docker machineドライバは、Docker環境の自動設定を行うDocker machineに対応したドライバで、Nutanix上でのDocker環境構築を容易にしてくれます。
Acropolis Container Serviceは、Nutanixの基盤ソフトウェアであるAcropolis Base Softwareの次期バージョンとなる4.7で提供予定です。
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