JavaによるJavaScriptエンジンやNode.js実装など「Project Avatar」がオープンソースで公開~JavaOne 2013

2013年9月26日

オラクルはHTML5やJavaScriptなどのWebテクノロジーとJavaとの親和性を高めることを目指し、JavaによるJavaScriptエンジン実装などを含む「Project Avatar」を2年前から社内で進めてきました。

サンフランシスコで開催中のJavaOne 2013、初日のストラテジーキーノートでは、そのProject Avatarがオープンソースとして公開されたことを発表しています。Java EEに関する内容と合わせて紹介します。

Java EE 7はエンタープライズとWebアプリの先端

米オラクルのVice President, Java Product Management、Peter Utzschneider氏(左)と、VP of Java Development of Java Platform、Cameron Purdy氏(右)

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Java EE 7はエンタープライズの要件を意識しており、バッチ処理、開発生産性、WebSocketやRESTfulサポートなどのHTML5対応の3つが大きな特徴だ。

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Java EEは将来に向けて、開発生産性の高いプラットフォームでありつつ、エンタープライズ向けのアプリケーションだけでなく、Webアプリケーションの先端的なプラットフォームを目指している。そのために最新の標準技術を積極的に採用していく。

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すでにJava EE 7は公開されており、アプリケーションサーバの参照実装としてGlassFish 4.0も公開されている。

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Project Avatarをオープンソースで公開

2年前、ここでProject Avatarの話をした。そこから多くの作業を行ってきた。

HTML5の機能を実装し、WebSocket、RESTful、NoSQLデータベースのサポートなどがそれらだ。

さらにProject NashornでJava EEコンテナを拡張し、JavaScriptエンジンを組み込み、Node.jsサービスもJavaアプリケーションサーバ内で稼働するようになった。

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そして、ここでProject Avatarをオープンソース化したことを発表する。

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新しいオープンソースのプロジェクトだ。

Oracle OpenWorld 2013 / JavaOne 2013

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