Pulumiが自然言語の指示でクラウドのプロビジョニングからインフラ管理まで自動実行してくれるAIエージェント「Pulumi Neo」発表
クラウドなどのITインフラの構成をコードで定義する、いわゆるInfrastructure as Codeツール「Pulumi」を提供するPulumi社は、自然言語による指示でクラウドのプロビジョニングやアプリケーションのランタイムのアップグレードなど、さまざまなインフラ管理を自動的に実行してくれるAIエージェント「Pulumi Neo」を発表しました。
AI is moving fast, and platform teams are feeling the strain. What if you had help? Meet Neo, Your Newest Platform Engineer tomorrow, Sept 16 at 10 AM PT (UTC-7)https://t.co/KCM6q18G4I
— Pulumi (@PulumiCorp) September 15, 2025
Pulumi NeoはAWS、Azure、Google Cloudを始めとする160以上のインフラやサービスについて対応でき、サービスの依存関係を理解し、設定されたポリシーやガバナンスに従ってインフラの操作を実行可能です。
特に企業での利用を想定してガバナンスポリシーを自動的に適用し、コンプライアンス ルール、セキュリティ標準がすべてのアクションに組み込まれています。
と同時に、すべての実行内容は事前にプレビューされ、実行と共にログに記録され、完全な履歴とともに元に戻すことができます。
自然言語による指示は、例えば「すべてのKubernetesクラスタを最新の安定版Kubernetesにアップグレードしてください」といった処理の実行や、「暗号化が有効になっていない S3 バケットを表示してください。」といったインフラに関する質問、「昨日のデプロイが失敗したのはなぜですか?」といったデバッグのための質問などに答える能力を備えていると説明されています。
これにより、インフラ管理のライフサイクル全体にわたって人間がインフラ管理を実行するよりも圧倒的に高速で、しかもポリシー違反などのミスも少なくインフラ管理ができるとされています。
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