国内クラウド市場、2024年は9兆7000億円。5年後には約2倍の19兆2000億円規模に。IDC Japan
調査会社のIDC Japanは国内クラウド市場予測を発表しました。発表によると昨年(2024年)の国内クラウド市場は売上額ベースで、前年比29.2%増の9兆7084億円。
これが年平均14.6%成長により5年後の2029年には約2倍の19兆1965億円になると予測されています。

グラフの青いマーカーが示す「Publick Cloud」はそのままパブリッククラウド、水色のマーカーが示す「HPC/Local Cloud」はサービスプロバイダーが提供するプライベートクラウド、緑のマーカーが示す「EPC」はユーザー企業が所有するプライベートクラウドです。
IDC Japanの分析によると、現在のクラウド市場はクラウドに移行しやすいWebシステムやパッケージアプリケーションを活用したシステムなどのクラウドマイグレーションは、ピークを過ぎたものの、レガシーシステムやスクラッチ開発されたシステムのクラウドマイグレーションが本格化しています。
その上で、今後の国内クラウド市場の成長を牽引するのは生成AIなどの新しい機能の実装が早く、企業のデジタル戦略に大きな影響を与えているパブリッククラウドだとしました。