GitHub、Apple M1チップでGitHub Actionsの処理を実行する「M1 macOSランナー」提供開始、パブリックベータとして

2023年10月4日

GitHubは、コードのビルドやテスト環境などで使えるGitHub-hosted runnerとして、Apple M1チップによる「M1 macOSランナー」の提供をパブリックベータとして開始すると発表しました

GitHubは、GitHub Actionsによるワークフローの一部として、コードのビルドやテストなどの実行環境「GitHub-hosted runner」を提供しています。

GitHub-hosted runnerは、Windows ServerやUbuntu、macOSの環境が提供されていましたが、macOSの実行環境はこれまでインテルCPUのマシンのみでした。

今回の発表で、ここにApple M1チップによる「M1 macOSランナー」が追加されることになります。スペックは6コアCPU、8コアGPU、14GBメモリ、14GBストレージです。

GitHubのiOS開発チームはUIテスト時間が55%短縮

GitHubによると、M1 macOSランナーは従来のインテル版3コアのmacOSランナーと比較して、ビルド時間を最大で80%短縮。インテル版12コアmacOSランナーと比較してもビルド時間を最大で43%短縮できると説明しています。

また、GitHubのiOS版アプリ開発チームがM1 macOSランナーに移行したところ、ビルド時間が42分から23分へと44%短縮、コードのコンパイルは51%短縮され、GitHubのモバイルテストスイート全体ではUIテストが55%短縮されたと報告しています。

Tags: DevOps 開発ツール Apple GitHub Microsoft

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本