[速報]AWS、Copilot対抗となる「Amazon Q」発表。生成AIによるシステム開発支援や業務支援など、多様なAIサービスを提供。AWS re:Invent 2023

2023年11月29日

Amazon Web Services(AWS)は、ラスベガスで開催中のイベント「AWS re:Invent 2023」の基調講演で、生成AIを用いて多様なAIサービスを提供する「Amazon Q」を発表しました

マイクロソフトが「GitHub Copilot」や「Microsoft 365 Copilot」など「Copilot」を同社の生成AIサービスの包括的なブランドとしているように、AWSは「Amazon Q」ブランドにおいてコーディング支援やデータ分析、業務支援、コールセンター支援などの多様なAIサービスを発表しました。

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今回発表されたAmazon Qの機能は以下です。

AWS上でのシステム開発支援
AWS上でのアプリケーションの開発方法やサービスの使い方、トラブルシュートの方法、システム最適化の方法など、ITエンジニアからの質問にチャットで回答してくれる。

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プログラミング支援(Amazon Q in CodeWhisperer)
プロンプトによるコードの生成やコードの解説、テストの自動生成などを行ってくれる。

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コードの自動変換 (Amazon Q Code Transformation)
古いJavaや.NETのコードを最新のLTS版に対応したコードに変換してくれる

参考:[速報]古いJavaや.NETのコードを最新のJavaにAIが自動変換する「Amazon Q Code Transformation」、AWSが発表。AWS re:Invent 2023

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業務支援
社内システムと接続して業務用語や知識、各社員の仕事などを学習することで、業務に関連した質問にチャットで答えてくれる。

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データ分析と可視化(Amazon Q in Amazon Quicksight)
BIツールであるAmazon Quicksightに対してプロンプトでデータの分析や可視化を指示できる。

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コンタクトセンター支援(Amazon Q in Amazon Connect)
顧客からの質問に答えてくれるAIエージェントを作成可能。

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Amazon Qは現在プレビュー公開中です。価格表によると、業務支援やデータ可視化支援などビジネス向けの機能を提供する「Amazon Q Business」プランは月額20ドル。Amazon Q Businessプランの機能を含み、システム開発やプログラミング支援などITエンジニア向けの機能も提供する「Amazon Q Builder」プランは月額25ドルとなっています。

AWS re:Invent 2023の主な発表

Day 0:Monday Night Live

Day 1:Keynote by AWS CEO Adam Selipsky

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Junichi Niino(jniino)
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