元GitHub CEOのドムケ氏、AI時代の開発プラットフォーム「Entire CLI」をオープンソースで公開。すべてのコンテキストをGitに保存

2026年2月12日

昨年(2025年)8月にGitHub CEOを退任したトーマス・ドムケ氏は、新会社Entierの立ち上げと、AI時代の開発プラットフォームとして新たに開発した「Entier CLI」をオープンソースとして公開しました。

すべてのコンテキストをGitに保存

Entier CLIはGitに対応したコマンドラインツールとして動作し、人間とAIの協業による開発のコンテキストをすべて自動的にGitに記録することを大きな特徴としています。

これにより、よりよいコードレビューやコードのトレーサビリティ、効率的なトークンの利用、複数エージェントによる効率的なコンテキストの共有などを実現するのです。

具体的にはAIエージェントもしくは人間ががコードをコミットする場面、もしくはエージェントのレスポンスごとに「Checkpoint」と呼ばれる単位に区切り、Checkpointごとに人間とAIとの対話内容(トランスクリプト)やプロンプト、参照や変更されたファイル、呼び出されたツール、使用されたトークンなどをすべて取得し、これらをメタデータとして別ブランチにプッシュします。

こうしてコードなどには影響を及ぼすことなく、コンテキストを保存し、Git上で参照や共有、再現などを可能にするのです。

現時点でEntire CLIはCloud CodeとGemini CLIに対応しており、Codex、Cursor CLIその他のAIエージェントへの対応も公開予定としています。

前述の通りEntire CLIはオープンソースで開発されており、GitHubのDiscussionsDiscordでの議論を受け付けています。

生成AIの時代はコンテキストの保存が課題に

生成AIによる開発では、よりよいコードの理解と共有のために、コンテキストの保存が重要な課題となっています。CursorやCognitionらは先日「Agent Trace」と呼ばれる標準実装を提案するなど、この分野では今後も新たな提案が登場してくるのではないでしょうか。

参考:そのコードのその行をどのようにAIが生成し、なぜ変更されたのか。コードのコンテキスト履歴を記録する標準「Agent Trace」。Cursor、Cognition、Google Julesらが提唱

あわせて読みたい

機械学習・AI 開発ツール Git GitHub




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本