インフラのGitOpsを可能にする「Pulumi Deployments」登場。コードをGit Pushするだけでインフラの構成変更を実行

2022年11月9日

コードを用いてクラウドをはじめとするITインフラの構成を定義できる、いわゆるInfrastructure as Codeを実現するオープンソースの「Pulumi」を開発するPulumi社は、インフラの構成を定義したコードをGit Pushすると自動的に定義に従って実行してくれる新サービス「Pulumi Deployments」を発表しました。

既存のプログラミング言語でインフラ構成が記述可能

一般にインフラ構成ツールでは、独自の文法や命令を備えたスクリプトを用いてインフラの構成や状態を定義しますが、PulumiはPythonやTypeScript、Goといった既存の主要なプログラミング言語を用いてインフラ構成を記述できる点が大きな特徴です。

またAPI経由でPulumiの機能を呼び出すことも可能で、例えばテスト用アプリケーションではAPIを通じてインフラを常に特定の状態に戻す、といったこともできます。

Pulumiを利用するには、基本的にはローカルのPCなどどこかのマシンにPulumiをインストールし、エディタなどでインフラ構成のためのコードを記述して、そのコードをPulumiをインストールしたマシンで実行する、という手順で行われます。

今回発表されたPulumi Deploymentsは、ユーザーが手元のマシンにPulumiをインストールする必要がなくなります。インフラの構成を記述したコードをGitHubのリポジトリにPushすることで、Pulumi社のサービスとして提供されているPulumi Deploymentsがそれを読み込み、自動的に実行してくれるようになるのです。

Pulumi Deploymentsがサービスとしてインフラ構成を自動実行

具体的には、インフラの構成を記述したコードをあらかじめ設定されたGitHubのリポジトリにプルリクエストすると、Pulumi Deploymentsはそのコードをプレビュー実行し、インフラの変更内容などを返します。ユーザーがそのインフラの変更内容を確認し、コードがマージされると、Pulumi Deploymentsが実際にそのコードを実行し、インフラの構成が変更される、ということになります。

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これにより、いわゆるGitOpsと呼ばれる手法でインフラの構成管理が可能になります。

GitHub以外にも、Pulumi Deploymentsの管理画面上でのボタンのクリック、あるいはRest API経由でもインフラ構成の変更が可能になります。

Pulumi Deploymentsは現時点でプレビュー公開中。プレビュー期間中は無料で利用可能となっており、正式リリース後は従量課金となる予定です。

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Junichi Niino(jniino)
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