マイクロソフト、Blazorでデスクトップアプリやモバイルアプリを開発できる「Blazor Hybrid」は.NET MAUIベースになると説明

2022年2月22日

マイクロソフトは2月9日にオンラインでコミュニティイベント「ASP.NET Community Standup - Blazor .NET 7 Roadmap」を開催。Blazorの開発状況や今後の展開などについて説明しました。

Blazorは、C#などの.NETテクノロジーを用いてWebアプリケーションの開発を可能にするフレームワークとして登場しました。.NETの知識や経験をWebアプリケーションに活かせると同時に、Visual StudioなどC#に対応した豊富な開発ツールによる開発生産性の向上を期待できるといったメリットがあります。

当初はWebAssemblyの技術を用いてWebブラウザ上に.NETランタイムなどのスタックを実装することでこれを実現する「Blazor WebAssembly」のプロジェクトがスタートしましたが、その後にサーバサイドでも同じ.NETを用いてWebアプリケーションを開発できる「Blazor Server」の開発も始まりました。

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そして2019年10月にBlazor Serverが正式版となり、その後2020年5月にBlazor WebAssemblyが正式版となりました。

Blazor Hybridが開発中

このBlazor WebAssemblyとBlazor Serverに続いて開発が進められているBlazorシリーズが「Blazor Hybrid」です。

Blazor Hybridは、Webテクノロジーを用いてデスクトップアプリケーションやモバイルアプリケーションを実現する、いわゆるハイブリッドアプリケーション形式のアプリケーションが開発できるフレームワークです。

ハイブリッドアプリケーションとしては、例えばElectronを用いたVisual Studio Codeなどがよく知られています。JavaScriptやHTML、CSSなどのWebテクノロジーを用いることで、Webアプリケーションの開発スキルを活かしつつ、まるでネイティブアプリケーションのような機能を備えたデスクトップアプリケーションやモバイルアプリケーションが開発できます。

Blazor Hybridでは、Blazorの開発スキルを活かしてデスクトップアプリケーションやモバイルアプリケーションが開発できる、というわけです。

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このBlazor Hybridは、マルチプラットフォーム対応のUIキットである「.NET Muti-platform App UI」(.NET MAUI)の上に実装されることも説明されました。

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.NET MAUIには「BlazorWebView」と呼ばれるWebViewが組み込まれる予定です。これによりBlazorからWebのUIコンポーネントが利用可能になります。

Blazor Hybridは現在開発が進んでいますが、登場時期は未定。まずはデスクトップアプリケーションの開発をターゲットにし、モバイルアプリケーションの開発はその後に対応すると説明されています。

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