VMware Cloud Foundation 4.2発表。Amazon S3互換オブジェクトストレージが統合可能に、vSAN HCI Mesh対応でリモートのvSANストレージをマウント

2021年2月9日

VMwareは、VMware製品群でクラウド基盤を構築する「VMware Clound Foundation」の新版「VMware Cloud Foundation 4.2」を発表しました

おもな新機能は、vSAN上にサードパーティのオブジェクトストレージなどを統合可能にする「vSAN Data Persistence platform」、サーバに内蔵されたストレージを用いて仮想化ストレージを提供するハイパーコンバージド構成において、リモートのvSANストレージをマウントすることで、コンピュートとは独立してストレージだけを拡張できる「vSAN HCI Mesh」など。

vSAN Data Persistence platform

VMware Cloud Foundationの主要な構成要素であるvSphereは、vSphere 7からKubernetesを統合しています。これによりVMware Cloud Foundationで構成されるクラウド基盤もKubernetesをサポートし、クラウドネイティブなアプリケーションのためのクラウド基盤へと進化しています。

そして多くのクラウドネイティブアプリケーションでは、Amazon S3のようなオブジェクトストレージの活用が進んでいます。

そのため、VMware Cloud Foundationでもストレージ基盤となるvSANが拡張され、サードパーティのオブジェクトストレージなどを統合可能にする「vSAN Data Persistence platform」機能が追加されました。

これを用いることで、CloudianおよびMinIOが提供するAmazon S3互換のオブジェクトストレージをvSANに統合できるようになると説明されています。

vSAN HCI Mesh

VMware Cloud Foundationのストレージ基盤となっているvSANは、サーバに内蔵されているストレージを複数束ねて仮想的な大型ストレージを実現するソフトウェアです。いわゆるハイパーコンバージド構成をこれにより実現します。

ハイパーコンバージド構成では、ストレージ容量を拡大しようとするとストレージを内蔵したサーバを複数台さらに追加することになるため、必然的にコンピュートも合わせて拡大することになります。

例えば大量のログを保管するニーズが生じたためにストレージだけを拡大したい場合でも、コンピュートも一緒に増えてしまうという無駄が生じてしまうのです。

vSAN HCI Meshはこうした無駄を解消するため、コンピュートからリモートのvSANクラスタをマウント可能にすることで、コンピュートは増やさずにストレージだけを独立して拡大可能にする技術です。

vSAN HCI Meshは昨年リリースされたvSAN 7.0 Update1で追加された機能です。今回、VMware Cloud FoundationがvSAN 7.0 U1に対応したため、クラウド基盤として使えるようになりました。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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