SAP、ローコード/ノーコードツールベンダ「AppGyver」買収を発表、React Nativeベースの業務アプリを生成。売上げ10億円以下の企業や個人には無料で提供

2021年2月15日

業務アプリケーション大手のSAPは、フィンランドに本社を置くローコード/ノーコードツールベンダ「AppGyver」の買収を発表しました(SAPの発表AppGyverの発表)。

AppGyverは、開発環境の画面上でユーザーインターフェイスやロジックをドラッグ&ドロップで開発できるローコード/ノーコードツールの「Composer Pro」を提供しています。

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Composer Proは、デスクトップやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスに対応するReact Nativeベースのネイティブアプリケーションを生成。生成されたアプリケーションはAppStoreやGoogle Playなどにも登録可能です。

特に業務アプリケーションの開発に強く、国際宅配便のDHL社や、フィンランドで電力網のメンテナンスなどを担うFingridなどで採用されています。

同社はその価格モデルにも大きな特徴があります。小規模な組織、具体的には売り上げもしくは資本金が10ミリオンドル(日本円で約10億円)以下の組織や個人は、Composer Proが無料で使えるのです。

appgyver fig2

同社のビジネスは前述のように業務アプリケーション、特に大手企業向けにフォーカスしており、10ミリオンドルを超える組織に対しては有料で製品を販売します。

それ以下の組織については無料で製品を提供するほか、個人用途(ホビー)であれば小規模なデータベースサービスなどもあわせて提供しています。

同社はSAPに買収されたあとも、製品や価格についての変更は予定されていないとしています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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