GoogleがPython Software Foundationへの支援を強化「ビジョナリースポンサー」に。CPython実装のための常駐開発者を雇用へ

2021年2月16日

GoogleとPython Software Foundationは、GoogleがPython Software Foundationのトップスポンサーに位置する最初の「ビジョナリースポンサー」になったことを発表しました(Python Software Foundationの発表Googleの発表

Googleは2010年以来Python Software Foundationのスポンサーであり、Google以外にもSalesforce.com、Fastly、Bloomberg、マイクロソフトなどをはじめとする多くの企業も同団体のスポンサーとして名を連ねています。

そのなかでGoogleは2021年度の支援を強化、同団体ではじめての最高位スポンサーとなる「ビジョナリースポンサー」となりました。

Googleによると2021年度の支援額は35万ドル(日本円で約3850万円)以上。これがおもに次の3つの分野の支援に充てられるとのことです。

  • Python Package Index(PyPI)のマルウェア検出機能を本番機能とする
  • 基本的なPython関連のツールやサービスの改善
  • CPython(C言語によるPythonのリファレンス実装)の常駐開発者を雇用し、CPythonプロジェクトにおける優先的なメンテナンスやバックログの解消を進める

Pythonは以前からGoogleのサービスで重要視されている言語です。例えば10年以上前にGoogle App Engineが登場した時も、数年前にGoogle Cloud Functionsが登場した時も、Pythonがサポートされていました。また、機械学習ライブラリのTensorFlowでもPythonは欠かせない役割を果たしています。

Pythonは特に海外で人気が高く、また機械学習の分野でも人気が高いため、今後も重要な言語の1つでありつづけることは間違いありません。今回のGoogleのPython Software Foundationに対する支援の増額で、そのPythonの改善が促進されることが期待されます。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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