テスラ、サーバエラーでアプリによる操作が一時不能に。自分のクルマに乗れなくなるなどの障害発生

2021年11月22日

テスラ社の電気自動車を操作するモバイルアプリでサーバエラーが発生し、多くのユーザーが自分のクルマに乗れなくなるなどの障害が一時発生していたことが報道されています。

下記はBBCニュース、ロイター、Engadegetなどによる報道。

この障害は日本時間11月20日午前5時50分頃に発生し、午後1時頃まで続きました。下記は当時のDowndetectorによる障害の状況です。

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障害の内容は、テスラ車をモバイルアプリから操作しようとすると「500 Server Error」のエラーが返ってきて操作できないというもの。

下記はテスラのオフィシャルなユーザーフォーラムに書き込まれたユーザーの報告です

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モバイルアプリからテスラ車が操作できなくなり、普段モバイルアプリでテスラ車を利用しているユーザーはドアの鍵も解錠できず、いきなり自分のクルマに乗れなくなってしまったようです(報道によるとアプリではなくキーカードからは解錠できたそうです)。

500 Server Errorは、サーバの負荷が高まって正常な処理ができなくなった場合にWebサーバが返すエラーです。つまり、モバイルアプリに接続しているサーバに障害が起きたことになります。

この障害は世界中のテスラ車で発生したと報道されています。下記は韓国のユーザーのツイート。

トラフィックの上昇が原因とイーロン・マスク氏

テスラ社CEOのイーロン・マスク氏はこのツイートに「確認中…」と返事。その後、「もう復旧しているはず」「何らかの要因でネットワークトラフィックが上昇したことが原因」と説明し、「お詫びし、二度とこのようなことが起こらないようにする」としました。

このエラーはアクセスが集中したWebサーバなどでよく見る、非常にありふれたエラーでもあります。

しかしあらかじめ販売済みの自動車の台数が同時アクセスにおける最大値であることが明確に分かっているサーバでこのエラーが数時間にわたって発生するのは、単純なアクセス過多が原因ではない場合もあるとはいえ、ややお粗末な状態にも思えます。

記事執筆時点でテスラ社から障害に関するレポートなどは公開されていません。なんらかの報告があった場合にはこの記事に追記していく予定です。

テスラ社はモバイルアプリのバックエンドにどのクラウドやデータセンターを使っているか明らかにしていませんが、過去の報道によると同社は米国ネバダ州スパークス郊外に建設した大規模工場「ギガファクトリー」内に、同社独自のデータセンター施設を備えたとされています。

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イーロン・マスク氏が「二度とこのようなことが起こらないようにする」と宣言したとおり、今後はさらなるデータセンターやサーバの冗長化、システムの堅牢化などに取り組むことになるのでしょう。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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