ローコード開発ツール「AWS Step Functions」が大幅拡充、200以上のAWSサービスを組み合わせたクラウドアプリ開発が容易に

2021年10月18日

Amazon Web Services(AWS)は、同社のクラウドサービスとして提供しているローコード開発ツール「AWS Step Functions」で、200以上のAWSのサービスを新たにサポートしたことを発表しました

これまではAWS Step Functionsでは、AWS Lambda、Dyamo DB、Amazon ECS、Amazon SNS、Amazon API Gatewayなどを始めとする17種類の主要なサービス(そして関連する46種類のAPIアクション)のみがサポートされていました。

それ以外のサービスを呼び出す場合には、いったんAWS Lambdaの関数から目的のサービスを呼び出すようなコードを書き、そのAWS Lambda関数をAWS Step Functionsから呼び出す、といった手間がかかっていました。

そのため、ローコード開発ツールとして容易にAWSのサービスを組み合わせてアプリケーションが開発できることが特徴であるAWS Step Functionsだけで簡単にアプリケーションを作れる範囲はおのずと制限されていました。

今回、AWS Step FunctionsでサポートするAWSのサービスが200以上に拡張されたことで、ローコード開発ツールであるAWS Step Functionsで簡単に開発できるアプリケーションの範囲が飛躍的に拡大したことになります。

ビジュアル開発ツール「AWS Step Functions Workflow Studio」も利用可能

AWS Step Functionsでは、AWSのさまざまなサービスをフローチャートのように組み合わせてアプリケーションを開発できるサービスです。

サービスを順番に処理を実行すること、条件分岐すること、一定条件の下でのサービスのリトライを実行すること、複数のサービスを同時に実行することなど、さまざまなフローを定義可能。このサービスを組み合わせたフローは「ステートマシン」と呼ばれています。

ステートマシンは、AWS Step Functions固有の記述言語であるJSONベースのコード「Amazon States Language」(ASL)で記述されます。

ビジュアル開発ツール「AWS Step Functions Workflow Studio」を用いて開発することも可能です。AWS Step Functions Workflow StudioがASLを生成してくれます。

figAWS Step Functions Workflow Studioの画面

AWS Step Functionsの拡充でアプリプラットフォームとしての価値を高めるAWS

AWS Step Functionsでサポートするサービスの範囲が拡大したことで、例えばAmazon S3のバケットで動画ファイルを保存したら、Amazon Transcribeで音声をテキストに変換。変換処理が終わるまで待ったら、次にAmazon Translateで外国語に翻訳を行う、といったサービスを組み合わせたフローを記述することが可能になりました。

これらのサービスはこれまでAWS Step Functionsでサポートされていませんでした。

fig

AWS Step Functionsの対応サービス拡大により、AWSはインフラとしてのプラットフォームに加えて、アプリケーションプラットフォームとしての存在感をより高めることになるのではないでしょうか。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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