Stack Overflowの調査によると、デベロッパーの5割以上が「フルスタック」エンジニアを自認。最も使われている言語はJavaScript、最も愛されている言語はRust

2020年6月1日

IT技術者向けQ&Aサイトとして知られるStack Overflowは、同サイトの利用者6万5000人のデベロッパーの回答から得られた調査結果「2020 Developer Survey」を発表しました。

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調査は今年の2月に行われ、北米、南米、欧州、アフリカ、アジアなどグローバルに広がる同サイトの利用者から回答が寄せられました。調査結果は回答者であるデベロッパーの年齢や学歴、プログラミング開始年齢、現在の地位や役割、使っているプログラミング言語やフレームワーク、好みのプログラミング言語や嫌いな言語、好きなプラットフォームなど多岐に渡っています。

回答者の地理的分布は、米国が19.5%、カナダが3.4%、英国6.1%、ドイツ6.1%、インド13.1%、ロシア1.7%、中国0.6%、日本0.5%などとなっています。

ここでは調査結果から4つだけ見どころを紹介したいと思います。

1つ目は「Developer Type」、つまり回答の業務における役割を問うものですが、55%が自分自身の役割は「フルスタック」担当のデベロッパーだと回答しているところでしょう。

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Publickeyがフルスタックエンジニアに関する記事「最近よく目にする「フルスタックエンジニア」とは何だろうか?」を公開し、日本で「フルスタックエンジニア」という言葉がバズワードとなったのが2013年6月のことでした。

当時は国内はもちろん海外でもフルスタックエンジニアはバズワード的な扱いでした。あれから7年が過ぎ、グローバルではデベロッパーの主要な役割として定着したものになったのかもしれません。

2つ目は「Undergraduate Major」、大学の専攻分野についてです。(文字が縮小され読みにくくて恐縮ですが)、回答者の62%がコンピュータサイエンス、コンピュータエンジニアリング、もしくはソフトウェアを専攻していたと回答している点です。

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日本ではコンピュータサイエンス専攻の卒業生の人数そのものがそれほど多くなく、さらに未経験でもデベロッパーになれるという宣伝文句の転職サイトやセミナーも多く存在しています。海外とのギャップの大きさを感じさせる調査結果ではないでしょうか。

3つ目は、現在使われているプログラミング言語やマークアップ言語に関する調査。8年連続でJavaScriptがトップになりました。

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SQLが3位になるのはうなずけますが、4位にPythonが入っている点は日本と少し事情が異なる気がします。

そして4つ目は、好きなプログラミング言語はどれか、という質問に対する回答です。1位はRust、2位はTypeScriptと、4位Kotlinなど、比較的新しいプログラミング言語が上位に並んでいます。

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それ以外にも多くの調査結果が示されていますので、詳細はぜひ元記事「Stack Overflow Developer Survey 2020」をご参照ください。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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