Red Hat、Kubernetesの拡張ディストリビューション「OKD 4」正式版リリースを発表

2020年7月17日

Red Hatは、KubernetesにDevOps関連の機能などを追加拡張したコンテナプラットフォームのディストリビューション「OKD」の最新版「OKD 4」正式版のリリースを発表しました

OKDは前バージョンまではRed Hatが提供するKubernetesを基盤としたコンテナプラットフォームである「OpenShift」のコミュニティ版と位置付けられる「OpenSHift Origin」と呼ばれていましたが、本バージョン前バージョンであるバージョン3の途中から名称が「OKD」となりました(ただしGitHubやドキュメント上では「Origin」と呼ばれています)。

GitHubでは、OKDとは次のようなものであると説明されています。

OKD adds developer and operations-centric tools on top of Kubernetes to enable rapid application development, easy deployment and scaling, and long-term lifecycle maintenance for small and large teams.

OKDはKubernetes上に開発者と運用者のためのツールを追加し、迅速なアプリケーション開発と簡単なデプロイ、およびスケーリング、そして長期にわたるライフサイクルメンテナンスを、小規模から大規模な組織に対して提供します。

また、OKDはこれまではOpenShift(OCP:OpenShift Container Platform)のコミュニティ版でありOpenShiftのアップストリームという位置づけでしたが、OKD4からはOCPとはアップストリームとダウンストリームの関係から、兄弟関係へと位置づけが変化したとも説明されています。

それにあわせて、次のような違いがあるとのこと。

OCP is an opinionated Kubernetes distribution with a heavy focus on high availability and production workloads. This puts restrictions on cluster configuration - for instance, single master installations are not supported. OKD4, however, allows users to install single master clusters - for development or stage environments. These clusters cannot be upgraded to later versions, though.

OCPは意欲的なKubernetesのディストリビューションであり、高可用性と本番向けワークロードに強くフォーカスしています。これにより、クラスタ構成には一定の制限があり、例えば単一マスター構成はサポートされていません。一方、OKD4は開発者向けやステージング環境向けに単一クラスタ構成をサポートしています。ただし、これらのクラスタは今後のバージョンにはアップグレードできませんが。

具体的にはOKD4は、ノード向けOSにFedora CoreOSを採用。Kubernetes、コンテナランタイムにはcri-o、コンテナエンジンにPodman、運用支援にOperator Framework、Prometheusを利用しています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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