Googleが「Open Usage Commons」設立。オープンソースの商標を自由かつ公正に使用するための支援団体

2020年7月16日

Googleは、オープンソースソフトウェアの商標を自由かつ公正に使用するための支援団体として「Open Usage Commons」の設立を発表しました

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オープンソースソフトウェアのプロジェクトにおいて、コードのライセンスについてはオープンソースライセンスによりきちんと管理されるようになっています。一方で、プロジェクトのアイデンティティを示す名称やロゴ、バッジといった商標については、当然ながらコードのライセンスとは別の形で適切に保護されなければなりません。しかし、多くのプロジェクトでそこまで注意が払われていないのが現状だとGoogleは指摘します。

Open Usage Commonsは、オープンソースの定義の精神である「自由かつ公正」に則って、商標を適切に管理する機会を支援、提供する団体として設立されました。

Introducing the Open Usage Commons」から一部を引用します。

However, understanding and managing trademarks takes more legal know-how than most project maintainers can do themselves.

商標の理解と管理には、ほとんどのプロジェクトメンテナが自分自身でできる以上の法的ノウハウが必要です。

The Open Usage Commons is therefore dedicated to creating a model where everyone in the open source chain – from project maintainers to downstream users to ecosystem companies – has peace of mind around trademark usage and management. The projects in the Open Usage Commons will receive support specific to trademark protection and management, usage guidelines, and conformance testing.

そこでOpen Usage Commonsは、プロジェクトメンテナからダウンストリームユーザー、エコシステムに属する企業にまで広がるオープンソースに関わるすべての人が、安心して商標の使用や管理ができるようなモデルを構築しようとしています。Open Usage Commonsに参加しているプロジェクトは、商標の保護と管理、使用ガイドライン、適合性テストに特化したサポートを受けることができます。

まずAngularとIstio、GerritがOpen Usage Commonsに参加し、これらのサポートを受けることになるとのことです。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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