Java 14正式版が登場。テキストブロック、インストーラー作成ツールなど新機能。Solaris/SPARC版はついに引退

2020年3月18日

Java 14正式版が登場しました。

2017年9月に登場したJava 9以降、Javaは6カ月ごとに「フィーチャーリリース」と呼ばれるメジャーアップデートが行われています。Java 14は、昨年9月に登場したJava 13に続くメジャーアップデートです。

主な変更や新機能

言語仕様に関する変更としては、instanceofによるパターンマッチング(JEP 305: Pattern Matching for instanceof (Preview))、データ保持用のクラスとしてrecordが利用可能に(JEP 359: Records (Preview))、改行を含む文字列を定義できるテキストブロック(Text Blocks (Second Preview))、Java 13でプレビューとして入ったSwitch式が正式版になる(JEP 361: Switch Expressions (Standard))、などが挙げられます。

また、フライトレコーダーのデータを継続的にモニタできるようにしたJFR Event Streaming、ByteBufferを不揮発メモリに配置するNon-Volatile Mapped Byte Buffersなどの機能追加も行われています。

インキュベイターとして入った、Javaアプリケーションをパッケージングしてインストーラーを作成できるようにしたPackaging Toolは興味深いツールでしょう。

これまでLinuxだけで利用できていたZGCがWindowsとMacにも移植されています(ZGC on WindowsZGC on macOS

OpenJDKにおけるSolaris/SPARC版がついに引退

そして大多数のユーザーには関係ないものの、Java 14における印象的な変更として挙げたいのが「JEP 362: Deprecate the Solaris and SPARC Ports」です。

ご存じの通りJavaはサン・マイクロシステムズによって開発されたプログラミング言語であり、同社が提供していたSunOSおよびその後継であるSolarisは、Javaにとってゆりかごのようなものだったのではないでしょうか。

Java 14ではOpenJDKにおけるSolaris/SPARC、Solaris/x64、Linux/SPARCの移植が行われなくなりました(OpenJDK以外の、例えばOracle JDKなどでの扱いはそれぞれのディストリビューションごとに判断されるはずです)。

参考

日本Javaユーザーグループは今夜(3月18日)20時からオンラインでJJUGナイトセミナー「Java 14リリース記念!」を開催すると発表しています。

Java 14の新機能は、Qiitaのきしだなおき氏の記事で詳しく紹介されています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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