HashiCorp「Waypoint」発表。環境やプラットフォームの違いを吸収してコマンド一発でビルド、デプロイ、リリースを実行

2020年10月19日

HashiCorpは新しいオープンソースプロジェクト「Waypoint」を発表しました

Waypointは、「waypoint up」の1コマンドでアプリケーションのビルド、デプロイ、リリースをまとめて実行してくれるツール。

プログラミング言語や実行環境によって異なるビルド方法や、プラットフォームごとに異なるデプロイ方法などの違いをすべて吸収してくれることが最大の特徴です。

異なる環境の違いを吸収するWaypoint

あるソースコードをビルドし、デプロイし、リリースするには、環境やプラットフォームごとに異なるさまざまな設定や構成、ツールやコマンドなどを理解し使いこなす必要があります。

例えばRubyやPython、Go、JavaScriptやC#などプログラミング言語やフレームワークが異なればビルドするためのツールも異なります。さらに、実行形式のバイナリやDockerコンテナのイメージ、サーバレスコンピューティング向けなど環境ごとに適した形式へパッケージングするために、もさまざまなツールやコマンドがあります。

パッケージングされた成果物をファイルやレジストリに保存し、Amazon EC2やKubernetes上のコンテナ環境、Google Cloud Runのようなサーバレス環境にデプロイし、リリースする方法も、やはりそれぞれ異なります。

Waypointはこうしたさまざまな違いを吸収し、「waypoint up」コマンド1つでビルド、デプロイ、リリースを行ってくれるツールです。

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プラグインによる拡張でさまざまなプラットフォームに対応

さまざまな環境でもコマンド1つでビルド、デプロイ、リリースが実行できるように、Waypointの構成ファイルは、下記のようにビルド、デプロイ、リリースのそれぞれに対応した設定項目を備えています。

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さらにプラグインによる機能拡張によって多くのプラットフォームや環境への柔軟な対応を実現できるアーキテクチャとなっています。

HashiCorpは、Waypointによって従来ビルド、デプロイ、リリースのプロセスを実現するうえで課題となっていた複雑さを解決し、シンプルなワークフローを実現できるようになるとしています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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