GitHub、これから作成するリポジトリのデフォルトブランチ名が「main」に。「master」から「main」へ変更

2020年10月5日

GitHubは、これから新規に作成されるリポジトリのデフォルトブランチ名が「main」になると発表しました。これまでデフォルトブランチ名は「master」でした。

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既存のリポジトリにはこの変更は適用されませんが、年内にも既存のリポジトリでもデフォルトブランチ名の変更を可能にする予定だと説明されています。下記は「The default branch for newly-created repositories is now main」からの引用です。

Existing repositories are not impacted by this change. Later this year, you'll be able to rename the default branch for existing repositories for your user, organization, or enterprise account.

既存のリポジトリはこの変更の影響を受けません。年内にも、ユーザーや組織、エンタープライズのアカウントに対して、既存のリポジトリのデフォルトブランチ名の変更を可能にする予定です。

また、デフォルトブランチ名はmainになりましたが、GitHubの設定によって新規に作成するリポジトリのデフォルトブランチ名は任意に変更可能です。

これから新規リポジトリを作成する場合でもブランチ名を既存のものと揃えておきたい、という場合などには、これを「master」にすることも可能。

masterからmainへの変更は、人権運動が背景に

今回の変更は、米国ミネソタ州ミネアポリスで5月25日に発生した、警官が黒人男性を拘束し窒息死に至らしめた事件と、その動画がソーシャルメディアなどで拡散したことをきっかけに広がった人権運動を背景にしたものです。

IT業界でこれまでよく使われてきた「Master/Slave」や「Blacklist/Whitelist」など、センシティブと見なされる用語を見直そうという動きが広がりました。

GitHubだけでなく、TwitterやJPモルガンチェースなど、さまざまな企業が同様の取り組みを表明していました。

参考:Twitter、コードやドキュメント内の用語「Whitelist/Blacklist」「Master/Slave」「Dummy value」などを好ましい用語へ置き換え、具体例も発表

6月にはGitHub CEOのNat Friedman氏がTwitterで「master」から「main」への変更に取りかかっていることを明らかにしていました。

ソースコードのリポジトリとして事実上の標準とみなされているGitHubがデフォルトブランチ名を「main」に変更することは、IT業界の用語に対して幅広い影響を与えることになるのではないでしょうか。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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