「VMware Cloud on Dell EMC」発表。オンプレミス向けにハードウェア込みのマネージドサービス。Dell Technologies World 2019

2019年5月13日

VMwareは、ハードウェアとソフトウェアを統合したオンプレミス用クラウド「VMware Cloud on Dell EMC」を、米ラスベガスで4月29日から5月1日まで開催された「Dell Technologies World 2019」で発表しました。

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VMware Cloud on Dell EMCは、同社がVMware Cloud on AWSなどで展開している「VMware Cloud」のオンプレミス向けと位置づけられます。

Dell EMCのハイパーコンバージドシステムであるVxRailをハードウェア基盤とし、そのうえにVMwareのクラウド基盤ソフトウェアを組み込んですぐ使えるようになっています。さらにソフトウェアのパッチ適用やアップグレード、ハードウェアのアップグレードやファームウェア管理などの運用管理をすべてマネージドサービスとしてVMwareが行います。

そのためオンプレミスに設置されたプライベートクラウドとして、パブリッククラウドと同じように簡単に導入でき、運用管理は不要。料金はサブスクリプションとして設定される予定です。

「多くの人々がクラウドを採用するが、その理由は優れているとかコスト効果が高いとかではなく、簡単だからだ。VMware Cloud on Dell EMCは、そうした体験を組み込んでいる」(VMware CEO パット・ゲルシンガー氏)

2つのオンプレミス用VMware Cloud

VMware Cloud on Dell EMCは今年後半に登場予定ですが、その頃にはAWSが開発中のオンプレミス用AWSである「AWS Outposts」も登場しているかもしれません。

参考:[速報]オンプレミス用AWS「AWS Outposts」発表! AWSが設計したサーバラックをオンプレミスへ持ち込み。AWS re:Invent 2018

AWS Outposts fig1

AWS Outpostsは、AWSのクラウドインフラで使われているものと同じハードウェアとソフトウェアをラックマウントのシステムとしてAWSが設計し、構築したもの。AWSと一貫性のあるクラウドインフラがオンプレミスでも利用可能になります。

そしてAWS OutpostsでもVMware Cloud on AWSが選択可能です。

つまりオンプレミス用のマネージドなVMware Cloud環境として、今年中にはAWS OutpostsのAWS Cloud on Cloud、もしくはAWS Cloud on Dell EMCという2つの選択肢が用意されることになりそうです。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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