「Linux 5.0」リリース候補版が登場。「バージョン番号の変更がなにか特別な変更を示しているわけではない」とトーバルズ氏

2019年1月9日


リーナス・トーバルズ氏はLinuxのカーネルメーリングリスト(LKML)で、これまでバージョン4.21とされていた現在開発中のLinuxのバージョンを「Linux 5.0-rc1」、すなわちLinux 5.0のリリース候補版その1、とすることを明らかにしました

Linux 5.0 RC1

ただしトーバルズ氏は例によって、バージョン番号の変更がなにか特別な変更を示しているわけではない(The numbering change is not indicative of anything special. )としています。

「 If you want to have an official reason, it's that I ran out of fingers and toes to count on, so 4.21 became 5.0.」(もしも正式な理由を知りたいならば、それは数えるのに僕の手と足の指では足りなくなったから、それで4.21は5.0になった)と、説明。

あらためて次のように特に今回のマージによって大きな変更が行われた訳ではないことを示しました。

Because as usual, there's a lot of changes in there. Not because this merge window was particularly big - but even our smaller merge windows aren't exactly small. It's a very solid and average merge window with just under 11k commits (or about 11.5k if you count merges).

これまでと同様、多くの変更がなされた。このマージ期間が特に長かったから、というわけではないが、まあ小さなマージ期間だからといって確実に小さいというわけでもない。今回は1万10000コミットの、堅実で平均的なマージ期間であった(あるいはもし数えたなら1万1500コミットといったところだ)。

トーバルズ氏はLinux 4.0のときにも、「I don't want another 2.6.39」とメーリングリストに書き、複雑なバージョン番号でわかりにくくなるのを避けたいという意見を表明。次のバージョン番号をLinux 3.20にするかLinux 4.0にするかを投票で決めるなど、メジャーバージョンアップについては新機能の区切りというよりも、ある程度バージョンが進んだら大きな番号を切り替える、といった考え方であることを示していました。

今回のLinux 5.0もそうした考えの下に行われたものといえるでしょう。

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