OpenStackをベースにしたハイパーコンバージド基盤ソフト「Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Cloud 」発表

2018年5月25日


Red Hatは、OpenStackとCephをベースとしたハイパーコンバージドインフラストラクチャのためのソフトウェアスイート「Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Cloud 」を発表しました

コモディティサーバをベースとした分散システム基盤を構築するハイパーコンバージドインフラストラクチャは、オンプレミスのシステムを構築するための主要な手段になろうとしています。

これまでハイパーコンバージドインフラストラクチャは、仮想化ハイパーバイザと分散ストレージソフトウェアを基盤として構築されるのが一般的でした。Red Hatは昨年、2017年6月にこの構成を踏襲した「Red Hat Hyperconverged Infrastructure」をリリースしています。これは、Red Hat Virtualization、Red Hat Enterprise Linux Red Hat Gluster Storage、Ansibleを採用しました。

今回発表された「Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Cloud 」は、仮想化統合基盤ではなくクラウド基盤としてRed Hat OpenStack Platform 13を採用し、分散ストレージソフトウェアとしてRed Hat Ceph Storage 3を採用したものです。

その狙いを同社はプレスリリースで次のように説明しています。

Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Cloud offers an open platform to improve application portability between the datacenter and the edge, especially critical to enterprises that historically didn’t have any choice outside of inflexible, proprietary systems.

Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Cloudは、データセンターとエッジのあいだにおけるアプリケーションのポータビリティに改善をもたらす製品です。これは特に、柔軟性に欠ける独自システムしか歴史的に選択肢をもたなかった企業にとって非常に重要なものとなります。

ハイパーコンバージド構成で実現できるOpenStackベースのクラウド基盤は、上記の説明にあるようなエッジと呼ばれる小規模なサーバクラスタを低コストでプライベートクラウドとして運用することが可能です。今回のRed Hat Hyperconverged Infrastructure for Cloudはそれを狙ったものではないでしょうか。

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