高収入なIT資格はどれ? 1位 公認ITガバナンス、2位 AWSソリューションアーキテクト、3位 プロジェクトマネジメントプロフェッショナル。米グローバルナレッジ調べ

2018年4月4日


IT系の教育事業を行う米グローバルナレッジは、米国において現在取得可能なIT系の資格のなかから高い収入を得られる15の資格をランキングで紹介した記事「15 Top-Paying IT Certifications for 2018」を公開しています。

15 Top-Paying IT Certifications for 2018

同社は、収入のレベルはおもに働いている場所や本人の経験、企業の種類などに依存するとしつつも、資格を取得しようとするときにはこうしたリストが参考になるのではないかと説明。紹介された資格は一定の信頼性を保つために少なくとも100人分の情報が得られたものだけにしてあるとのことです。

1位は公認ITガバナンス、2位はAWS認定ソリューションアーキテクト

同社のランキングによると、1位から10位までは次のようになっています。

1位 公認ITガバナンス専門家
(Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT) - $121,363)

公認ITガバナンス専門家(CGEIT)は、ISACA(Information Systems Audit and Control Association:情報システムコントロール協会)が設定する資格です。

公式サイトの情報によると公認ITガバナンス専門家は、IT戦略計画の策定や保持の監督、ITを活用した投資ポートフォリオの管理、ITガバナンス改善のため、業界で受け入れられている実践や枠組の助言などの職責を担うとのこと。

経営の観点からITのガバナンスを実現できる人材のようですね。こうした人材と肩書きであれば、高収入であることは当然のように思えます。

2位 AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
(AWS Certified Solutions Architect – Associate - $121,292)

AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトは、Amazon Web Services(AWS)が設定する資格で、AWSプラットフォームでの分散アプリケーションとシステムの設計経験がある個人を対象としています。

公式サイトの情報によると、AWSにおけるスケーラビリティ、高可用性および高耐障害性の設計とデプロイ、既存のオンプレミスアプリケーションのAWSへの引き上げおよびシフト。データ、コンピューティング、データベースまたはセキュリティ要件に基づく適切なAWSの各種サービスの選択などを理解していることが求められています。

現在のところクラウドが分かる開発者は引く手あまたで、しかもシステム設計が可能な開発者であれば高い収入が得られることも理解できます。

3位 プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル
(Project Management Professional (PMP) - $114,473)

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナルは、PMI(Project Management Institute:プロジェクトマネジメント協会)が設定する資格。

公式サイトの情報によると、試験はPMIが策定した知識体系であるPMBOK(Project Management Body of Knowledge)ガイドに基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。

4位 AWS認定デベロッパー – アソシエイト
(AWS Certified Developer – Associate - $114,148)

AWS認定デベロッパー – アソシエイトは、AWSでのアプリケーションの開発と保守についての技術的な専門知識を認定する資格です。

公式サイトの情報によると、アプリケーションについて適切なAWSサービスを選択すること、アプリケーションとAWSサービスが相互にやり取りするためのAWS SDKを取得すること、アプリケーションによって使用されるAWSサービスのパフォーマンスを最適化するためのコードを記述することなどについて理解していることが求められます。

5位 情報セキュリティ・プロフェッショナル認証資格
(Certified Information Systems Security Professional (CISSP) - $111,475)

CISSP認定資格とは、(ISC)2(International Information Systems Security Certification Consortium)が認定を行っている資格です。

公式サイトの情報によると、CISSP認定資格は「(ISC)2CISSP CBK」を理解していることが求められます。

6位以下は資格名のみ紹介します。

6位 CRISC(リスクと情報システム管理認定資格)
(Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC) - $111,049)

7位 公認情報セキュリティマネージャー
(Certified Information Security Manager (CISM) - $108,043)

8位 認定スクラムマスター
(Certified ScrumMaster - $106,938)

9位 CEH(認定倫理ハッカー/認定ホワイトハッカー)
(Certified Ethical Hacker (CEH) - $106,375)

10位 シックスシグマ グリーンベルト
(Six Sigma Green Belt - $104,099)

ガバナンスやセキュリティが高収入への道か

こうしてランキングを見みると、いずれのポジションでも調査結果としては10万ドル、おおむね年収1000万円を越えているとされています。

そして資格の内容としては、ガバナンスやセキュリティ、アーキテクチャなど、やはり経営やIT投資と密接に関連するポジションになれる資格が高収入となる傾向が見られるのではないでしょうか。

参考記事

Googleは「Grow With Google」として教師や中小企業、学生、スタートアップなどさまざまな層を対象とした学習プログラムの一環として、ITに関する未経験者でも取得可能な「Google IT Support Professional Certificate」(認定GoogleITサポートプロフェッショナル)制度とその学習プログラムを開始したことを発表しました。

クラウド専業のシステムインテグレータ(SIer)として知られている企業の1つ、サーバーワークス社の代表取締役 大石良氏は「Developer Summit 2015 Summer」(夏サミ2015)で、クラウド時代のエンジニアに求められるスキルについて説明しました。

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